カフェに入ってコーヒーを頼む .
君とご飯に行くのが楽しみで,時が全然過ぎない .
コーヒーを飲む口がどんどん進んで,君が来る頃にはもう10杯も飲んでいた .
2時間の待ち時間が,8時間に感じた .
『ヌナ ! そんなにコーヒー飲んで大丈夫 ,? 笑』
「ミンギュ裙とご飯行くの楽しみで全然時間過ぎなくって 笑」
『そうなんだ嬉しい 笑』
「じゃあ行こっか 笑」
『うん !』
『ヌナ,』
「ん ? 何 ?」
『手 …』
そう恥ずかしそうに言うと私の手を取って握る君 .
どんどん鼓動が高くなっていく .
高鳴る鼓動は君に届いてるのかな .
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。