NOside
『 え 、まってあいつ女じゃん 』
『 女がここにいるとか馬鹿じゃねえの 』
『 なんかコテでも使ったんだろ 』
まあ 、女だ ということもあり 、
多くの人には散々嫌味を言われた 。
ここでもまたいじめられるんだろうな 、
そう雛垣は確信していたみたいだ 。
しかし 、ここでもまた雛垣を救った人がいた 。
その人物とは ………… 、
「 … ぐちぐちうるさいなあ 」
『 は ?なんだよお前 』
雛「 え … 」
「 女だからって何 ?笑
ジャニーさんが決めたことじゃん 。
お前ら逆らう気なの ?笑笑 」
『 はあ ?!なんだよてめえ !!( 胸ぐらを掴む )』
「 ここで殴ったら即退所だけど ?
あーあお母さん可哀想だなあー … 」
『 … チッ 』
「 てかそんなよってたかって女の子に
愚痴言うとかどんだけ負け惜しみなの ?笑 」
『 おまえ 、いちいちうるせえんだよ !!
誰だよおまえ !!』
「 俺 … ??京本政樹の息子の 、京本大我だけど 」
『 京本政樹って …… 』
『 誰 ??そいつ 』
『 知らねえの ?!すげえテレビ出てる人だよ !!』
『 え 、それやばくね … ?!』
『『『 … チッ( 去っていく )』』』
そう 。助けてくれた人物は 、
のちに同期にもなる京本大我だった 。
雛「 あ 、ありがとう … !!えっと … 」
京「 大我 。大我でいいよ 笑 」
雛「 ありがとう !!大我くん !!」
京「 君も新入りなの ??」
雛「 新入り … ??まあ 、」
京「 いつのオーディション受けた ??」
雛「 オーディション ??受けてないけど … 」
京「 受けてないの ?!じゃあスカウト ?!」
雛「 スカウト … ?」
この時はものすごく質問攻めされた (笑) と
雛垣は語っている 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!