第3話

変化
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2018/08/13 04:01
どんどん教室に人が増えて来る






…きた。
去年から同じクラスで私の虐めの元となった人物。
パク.ティナ
あんたには沢山お世話になったね。
あんただけは許さない。
私の兄の自殺の原因…
去年お前の勝手な噂で、私の兄は命を投げた。




人って本当に残酷だよ。
ただの噂で人が殺せるんだもん



いつか…この手で…
パク・ティナ
うっわ〜。
よく来れるよねぇ〜。
私の机に片足を乗せた
女子
ほんと〜
男子
毎日毎日
頭おかしいんじゃねぇの?


まただ。めんどくさい。
十分過ぎるほど聞こえてるよ。
けど、
言っとけ勝手に。
私は意地でも学校には来るから。




少し経つとドアが開いた。
先生だ。
先生
席に座れ。
全員文句を言いながら座る。
先生
今日は転校生が来てるぞ。
教室が一気にうるさくなった。
男子
せんせーい!男?女?
先生
男だ。
女子がもっとざわつき始めた。



転校生…どうでもいい。
でも可哀想な転校生。
こんなクラスに来た時点で性格が変わってしまうわ。
どいつもこいつも虐め虐め。
可哀想しか思えない。
先生
入っていいぞ。
転校生らしき人が教室に入って来た



女子の悲鳴がさらに大きくなる
女子
え?え?嘘でしょ!?
女子
ちゃんとメイクしてくれば良かった〜(ToT)
入って来たのは超絶美男子。
同じ人間とは思えないほどの整った顔立ちだった。
キム・テヒョン
キム・テヒョンです!
皆仲良くして下さい!
四角に笑った笑顔は皆を魅了した。









これからの日常が少し心配だ…。
私は彼から目を離し、教科書を見る。
『死ね』『消えろ』
そんな文字が教科書にマッキーで書かれている
死なねーし、消えねーよ。
先生
じゃあ席はどうすっか。
やめて。来ないで。
私の隣は誰もいない。
誰も私なんかと隣になりたくないから。
私だって誰も隣になりたくない。
女子
先生!私の隣!
女子
いやいや!こっちの方が黒板見えるよ!
女子
テヒョン君!ここがいいよね!?
教室に響く女子の声。
うるさい。
先生
じゃあテヒョン。
お前の好きな席座れ。
キム・テヒョン
マジっすか!
女子
きてぇ!!
キム・テヒョン
じゃあ俺ここ!
テヒョンが指差したのはティナの隣。
パク・ティナ
きゃあ!テヒョン君ったら!
キム・テヒョン
俺目が悪いから前がいいんだ!
良かった。
私はまだ平和に過ごせそう。
しかも私の席は一番後ろ。
すごく安心。
関わりたくもない。
女子
まぁ、、。ティナちゃんだったら許せる〜!
女子
たしかに!
女子のボスを煽てるクラスメイト。
なんて可哀想な人間達。
パク・ティナ
皆ありがとう!
女子
お幸せに!
なんか、段階早くない?
隣の席に座っただけじゃん。
頭おかしいんだね。







勝手に青春送ってくれ。

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