またあなたと同じクラスで嬉しくて叫んだなんて口が裂けても言える訳ねぇ。
この関係を壊したくなくて俺の気持ちを言った事はない。
あなた、鈍感だから、ちょっとアピールしても全然気付かない。
今まで物心ついてきてから、あなたの手を握って走ったり、一緒のベッドに入って二度寝したりしてるのは、ちょっとでもあなたの視界に俺が映るように。
でも、多分それは一生無理なんだろうな…
今までであなた以外を好きになった事はない。
物心ついたときにはもうあなたの事が好きだった。
"いつかはあなたは振り向いてくれる。"そう自分に言い聞かせてるけど、
本当にあなたが俺に振り向いてくれる日は来るのだろうか。
一番近くて一番遠い幼馴染に恋をしました。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。