⚠️注意⚠️
この話には血や自殺の表現、事故など、グロテスクな表現が含まれています。
あらかじめご了承ください。
付き合ってる設定。
ダーマはシルク大好き星人
シルクはダーマ大好き星人
つまり、、ラブラブ❤←
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今日はシルクとデートする。
完璧オフ日だ。
今日はいつもよりかっこいいTシャツを来てきた。俺の中では。
そして、時間より早く待ち合わせ場所に来た。
シルクのTwitterを確認する。
シルクTwitter【今日はいい天気だ。きっといい日になるだろう。】
いい日にしてやんよ!!!!!((
実は今日僕らは付き合って1年記念日。
いやぁ、長いようで早かった。
こんなに続いた恋愛ははじめてだ。
シルクの綺麗な手が俺の前に出される。
いつものようにその暖かい手を握る。
今日は海に行く予定。
海に入るのではなくただただ馬鹿みたいに遊ぶ。
外を見ながら、電車のリズムに揺られる。
シルクが俺の方に寄りかかりながら喋る。
その顔は楽しげな顔をしていた。
その楽しげな顔につられた俺は少し笑いながら答えた。
電車は人がほんとにいなかったから堂々とイチャイチャできた。
電車の中でイチャイチャとかあこがれのシチュだろ。←
『次は、〇〇駅ー。〇〇駅ー。』
電車を降り、改札を出た瞬間走り出した。
シルクの足の速さについていけず、浜辺に着いた途端コケる。
笑いながら走って近づいてくれるシルク。
シルクに叩くのを手伝ってもらったあと、俺らは浜辺に並んで座った。
…
カメラをバックから出す。
パシャ
パシャ
夕日が反射してる水をシルク目掛けて投げつける。
シルクは明るい笑顔を向けてきた。
夕日が加算され、目が痛い。
洋服の変え、持ってきてないのにな、
…
シルクの匂いに包まれる。
なんか安心するんだよなあ。
シルクの歌声が聞こえてきた。
きっと拭き終わって、高まった気分を落ち着かせてるんだろう。
海の音とシルクの声が混ざる。
潮の匂いがきつくなってきた。
今、地球にはシルクと俺しかいないと感じるほど静かな空気に、シルクの声が混ざっている。
1曲終わった。
コンビニまでの道は狭かった。
俺らは斜めになる形で手を繋いで歩いた。俺が前だった。
この街は意外と綺麗で、ライトが目にしみた。
信号を見る。
青が痛い。
強い力に引かれる。
ガンっ
世界が暗くなった。
俺は地面に手をついていた。
目を開ける。
横断歩道の白色が一部、赤になっていた。
横断歩道から少し外れたところにシルクが横になっている。
周りには
血があった。
トラックの運転手が出てきた。
頭が動かない。
何も考えられない。
いや、考えたくない。
足がシルクの方へ進む。
しゃがみこみ、シルクを腕で抱き抱える。
クタっとした体を抱き寄せる。
もう考えたくない。
ここで終わりにしたい。
シルクの顔を見る。
目を瞑っている。
額には血が見えた。
シルクが歪む。
頬に暑いものが流れる。
口には潮の味がした。
一生懸命叫んだ。
信号が赤に変わるのがわかった。
運転手は忙しなく手振りをしながら携帯を耳に当てる。
街のライトが涙で歪む。
痛い、
痛い。
痛い痛い痛い。
シルク歌声が聞こえてきた。
…
病院。
先生に、何度、
って聞いたことか。
でも、
無理です。
その言葉だけが心に刺さる。
痛い。
痛い、
シルクが寝かされたベットの横の椅子にシルクの顔を見ながら力なく座る。
バックを探る。
探していたものを持ち、左腕にて当てる。
液体が流れる。
左腕に当てたものをシルクの右腕にも当てる。
俺から出た液体がシルクの腕に少しついた。
また、視界が歪む。
無意識に左腕にものが当たる。
頬に流れる暑いものと、左腕の液体がが床に落ちる。
シルクの手を掴む。
シルクの手に赤いのがつく。
…
5分ほど泣いて立ち上がる。
まだ涙は止まらない。
腕には少し固まった液体。
まだ流れているのもある。
ガチャ、
風が左腕と顔にしみる。
風が当たりやすいところに立つ。
さっき入ってきた扉の方を向く。
壁をける。
その瞬間、スローモーションになる。
目を疑う。
メンバーの声が聞こえた気がした。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!