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小説
ファンタジー
お姫様は恐怖症
憧れ
あ。そうそう。あとでコーチ達が来るって。
コーチ…ニチのコーチって確か…
そう。あのくそおじさ＿
おう。ニチ言ってくれるじゃないか
…コーチ！わざわざ来てくださりありがとうございます。
そんなんでおっさんの機嫌が直るかよ…バカか。
うわ…二人ともおっさんって言う…
あ…あはは…
思いっきり目を閉じる。
力を抜いて…ゆっくり…
クタリアさん。わざわざありがとうございます。
いえいえ。無事で何より
ロクも…ありがとう。
…大丈夫なのか？
…ぼちぼち…かな。
そうか。
憧れの存在がすぐそばにいる。
それが少しこそばゆくって、
嬉しくって…
ニチとクタリアさんと…ロクと…
三人で賑やかになった病室で、
なんか…変な感じだなぁ…
そう呟くのが精一杯の幸せだったりして…
早く…滑りたいな…
