あなた『せーの!』
ドンッと2人でテストを机に置く
拓哉「85!」
あなた『82!』
拓哉「よしゃっ!」
あなた『どわー!!負けた!!』
これは私と拓哉の恒例行事
定期テストの点数を勝負する
あなた『はいっ!何?何奢ればいい?!』
拓哉「そやな、俺ずっと前から欲しいもんある」
あなた『何?高いものは無理だよ!?』
拓哉は急に黙り込みはぁ、と息を吐く
そして顔を上げ私を見つめる
拓哉「あなた、」
あなた『何?』
拓哉「やから、あなたが欲しい」
あなた『えっ、』
拓哉「ずっと前から好きやってん、付き合って
くれへん?」
とても冗談と言う雰囲気ではない
少しの沈黙
拓哉「あー、やっぱ無しで、ごめんな急に」
あなた『いいよ、あげる』
拓哉「えっ、はぁ?!」
あなた『無しにせんといてや』
私がそう微笑んで言うと
ガバッと抱きしめられる
拓哉「大切にする」
今回は引き分けかも、、?