前の話
一覧へ
次の話

第1話

ーAIロボットの『サユ』。ー
176
2021/06/23 11:58
20××年5月23日


この日とある学校に実証実験のために1体のAIロボットが導入された。


彼女の名前は『サユ』


彼女は他のAIより特別丈夫に作られている






彼女の実証実験としての内容は
「情報が0の状態から高校二年の授業を受けさせると小学校、中学校の問題もAIがデーター化し、解くことが出来る」
という論文を証明させるためだそうだ。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


先生
先生
それじゃあ、早速だけど
今日から実証実験がこの学校のこの教室で行うことになった。
それでは沢村教授から一言お願いします。
先生に促され、スーツを着た男は教壇に立った
沢村教授
沢村教授
えー、生徒の皆さん初めまして。
機械科の教授をしてる沢村と言います。
まあ、1年くらいかな?
彼女は他のAIロボットより特別、丈夫ですので特に気をつけて欲しいこととかは無いのでよろしくお願いしますね
沢村教授は一旦廊下へ出て、一分もしないうちにAIロボットを連れ教室に再び入ってきた。
沢村教授
沢村教授
えー、彼女がAIロボットの『サユ』です。
まだ情報は空っぽの状態だけども授業を受けていくうちに取り入れていくと思いますので。
じゃあ、『サユ』挨拶しようか
『サユ』
『サユ』
はい。AIロボットの『サユ』です。
1年間どうぞよろしくお願いします。


『サユ』が挨拶をすると生徒たちは浮き足立ち始めた





河村
河村
沢村さん、そのAIって本当にロボットなんですか?
沢村教授
沢村教授
はい。よく作られているでしょう?
肌の質感なども本物そっくりに忠実に再現したので



その後、様々な質問が飛び交い1時限目を15分ほどオーバーした所で沢村教授は『サユ』を残して帰っていった

プリ小説オーディオドラマ