プリ小説

第6話

過去3
太ももや色んなところを撫でられる。


気持ち悪い


体中にキスを落とされて、胸を揉まれる。
紗香
紗香
んんーー!
田辺
田辺
いい体してるねー
やめて!


そう叫びたいのに、口を塞がれていて叫べない。


目尻に涙が溜まっていく。


泣いてたまるか!


だけど、次には指を入れられ…
紗香
紗香
んん…ん!
田辺
田辺
あれー?感じてんの?
紗香
紗香
(いやだっ…やめて!)
髪を結んでいたゴムもちぎれてパサッとセミロングの髪がほどける。


すると、田辺は何を考えたのか、私に真っ白なワンピースを着せた。


そして、腕の縄を解いた。


紗香
紗香
今だ!と思い、走り出す。


この時、私は冷静な判断ができていなかった。





バンッ!
紗香
紗香
……ぁ
銃声が鳴り響く。


お腹と背中に激痛が走り、撃たれたんだと理解した。


一気に失速した私は、ゆっくりと歩いてくる田辺から逃げようと足を止めなかった。


だんだんと追いつかれてる…





バンッバンッ!
紗香
紗香
っ…
2発の弾は私の太ももと横腹を貫通した。
田辺
田辺
おねーさんって結構強いんだね
耳元で、田辺が呟いた。


私はすぐそばにあるキッチン用品売り場を目指して進む。


もう少し…


もう少し…





ドカッ
紗香
紗香
うっ…
田辺
田辺
まだあそぼーよー
私を蹴った田辺はもう一度銃口をこちらに向けた。


打たれる…






パンっ


田辺
田辺
くそっ…弾切れか…
蹴り飛ばされたおかげで、すぐそばにお目当てのものを見つけた。


銃に釘付けの田辺の隙を見て、私は売り物の包丁をこっそり拝見した。


これがあればまだっ…
紗香
紗香
くっ…
立ち上がろうとすると、傷口からドッと血が溢れ出た感覚がした。


クラリと目眩がする。


ゆっくりと立ち上がり、少しずつ田辺に近づいていく。
田辺
田辺
ん?おねーさん遊びたくなったの?
私は田辺と1メートルほどの距離までつめよった。



ドスッ



田辺
田辺
は?
田辺のお腹に包丁を突き立てた。


驚いたように目を見開き、田辺は自分のお腹を恐る恐る見た。
田辺
田辺
これは…なに?
田辺
田辺
包丁?…お前ぇ!!!
急に、人が変わったように叫び出した。


そして、自分のお腹に刺さった包丁を抜き取り、私の方へ走ってくる。



逃げなきゃ!


そう思うけれど、体が動かない。


ほんの少しここに立っただけなのに、血溜まりができている。
紗香
紗香
…ゴホッ

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ハナ🐰
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