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第13話

第13話
名取side
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名取先生へ

卒業おめでとう。あんたのすごい所は、
周りに振り回されず、自分を貫いている
所。ほんといっつもスマホばっかで、
人の話を聞いてるかすら、分からない。
けど、やることはどのフェローよりも、
早く的確にこなしている。

「患者のことを患者としてしか見
れない。」と、あんたは前に言っ
ていた。けど、「それは、それでいい。」
と思う。外見からは患者に感情移入
してなさそうに見えても、内心している
のが伝わってくる。これは、あんたが
気づいているかは分からないけど、
あんたの長所だよ。

初めの頃に、針刺しのやつあった
じゃん。あの時、あんたが泣いて
謝ってくれて、そん時は言えなかったけど、
嬉しかった。私が周産期医療センターに
行くって決まってからも、少しでも
自律しようとやってんの見て、
頼もしいと感じてた。私はあんたに
たいしたことは教えられなかったけど、
ひとつひとつの現場を通して、少しずつ
でも成長をしてるとこみれて、ほんと、
指導医をやってよかったと思ってる。

まだ救命に残るんだったら、もっと上を
目指しなよ。あんたにはまだ時間も体力も
ある。私にはもう時間がない。だから、
私の分も目標持って頑張りなさいよ。

緋山美帆子より

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名取颯馬
名取颯馬
緋山先生。
名取もまた、走り出した。
名取颯馬
名取颯馬
緋山先生!
緋山美帆子
緋山美帆子
ん?
名取颯馬
名取颯馬
手紙ありがとうございます。
緋山美帆子
緋山美帆子
あー。
名取颯馬
名取颯馬
あの、おれ。緋山先生にほめてもらおうって頑張ってたんです。でも、全然緋山先生ほめてくれなくって…
緋山美帆子
緋山美帆子
あっ!そうだったんだ。ごめん。
名取颯馬
名取颯馬
いえ、大丈夫です。この手紙読んで気づいたんです。
名取颯馬
名取颯馬
直接、「頑張ってるじゃん。」とかは言ってくれなかったけど、毎回のように遠回しに褒めてくれてたってことに。
名取颯馬
名取颯馬
おれ、もっともっと救命から頼られるように頑張ります!
緋山美帆子
緋山美帆子
楽しみにしてるわ。
名取颯馬
名取颯馬
あ、あと。聞きたいんですけど。
緋山美帆子
緋山美帆子
ん?なに?
名取颯馬
名取颯馬
時間がないってどういうことですか?
緋山美帆子
緋山美帆子
そのうち分かるよ。
名取颯馬
名取颯馬
(どっか行っちゃうの?それとも辞めちゃうのかな?)
名取颯馬
名取颯馬
なんかあったら、教えてください。
名取颯馬
名取颯馬
頼りにならないかもしれないけど、頑張るんで!
緋山美帆子
緋山美帆子
うん。ありがと!




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作者
遅くなってごめんなさい。
読んでくれると嬉しいです。
作者
緋山先生はなんか隠してるんでしょうか?
次回は雪村さんです。