第6話

一番乗り
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2020/02/19 09:39






「はぁ、どうしよう …」
 



玲於くんから走るように逃げちゃって、
私もしかして嫌われた ?? …



明日の仕事とか気まずさMAXだよ …





でも玲於くんなら 、何も無かったように

「おはよう」

とか言ってくれるかな 。





「うん、きっとそう」



私は安心して眠りに着いた






翌日


いつもより早く起きて準備して、

いつもより早く家を出た 。
玲於くんに謝らなきゃね



「亜嵐くんにでも相談しよっかな」






そういって楽屋のドアを開けた

どうせ一番乗りか 、なんて思ってると …







「 … えっ」




玲「…はよ 。」






嘘嘘、予想外の事起きたよ、緊急事態


いっつも遅刻ギリギリのビリで着く玲於くんが
一番乗りだなんて …






「お、おはよう!今日早いね!」

玲「まぁ」














会話終わっちゃった …

どうしよ、予想通り気まずさMAXだよ !!


話しかけた方がいいかな??


” 昨日はごめんね ?? ”

”先髪セットしよっか !! ”




いやいやいや無理無理無理 、そんな勇気
私になんて無かったんだ 。








玲「あなた、昨日は…」





隼「おはよーございますっっっ!!」

玲「… 、」



隼「えなんか俺邪魔?? ごめん!!出るわ」

「いやいや隼くん!!だいじょぶだよ!!」



隼「そう…??玲於の目結構怖い事なってるけど…」


玲「なってねぇわ、余計な事言うな金髪豚野郎」

隼「そのあだ名やめんかい !!」















玲於くん意外と普通だ …
心配して損したよ





でもさっき何言いかけたのかな ??
嫌いになったとか … !!??








んんんんん ~ 、私聞く勇気ないよ ~ …


だからこそ、このタイミングできた隼くん、
グッジョブ !!






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