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第8話

再会
252
2021/03/25 06:48
不意に体が宙に浮いた。

足が伸びている。










「…えっ?」





「お?軽いな!立てなくなるくらいにぶつかっちゃったんだな、ごめんなあ」



あなたを高らかに持ち上げ謝罪の意を見せる
猛禽類のような目をした男
戸惑いを隠せないあなた。



「…っえ、あ、こちらこそごめんなさい!」

ここでやっと我に返りぶつかった相手に謝るあなた。
が、やはり180cmくらいある男に持ち上げられれば視界は広くなり、下を向いていても顔を合わせてしまう。

















(やっぱり、赤葦くんだ、、、)





「っ!木兎さん!いきなり持ち上げる事ないじゃないですかって、
…あれ、相島さん?」

「…っすいません、下ろしてください!」



とうとう赤葦に認識されてしまったあなたは
足をじたばたさせ、下ろしてもらった瞬間に走る。









「いっちまったぞ!…赤葦知り合いか??」

「えぇ。まぁ小中学生同じクラスの子でした」


「それにしては赤葦の顔見た瞬間に焦ってなかったか???」




「…そう、ですね、」























「っはぁはぁはぁ。」


目が会った瞬間怖くなって逃げ出してきちゃった。
久しぶりにあったのに、、
絶対あたまおかしいって思われた。

はぁ。


ていうか、ここにいるってことはバレーの合宿できてるってことだよね?

これから1週間ずっと顔合わせるってことだよね?ああああどうしよ。こんな再開の仕方したらこれからどういう顔をすればいいの。


























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