『行ってきま〜す。』
私は誰もいない部屋に声をかける。
私、桜葉あなたは、今日から烏野高校1年生です!
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『.....うん。何となく知ってた。』
迷いました。
『結構広いんだよぉ...。この学校...。』
周りを見ると、結構背が高い人が多いから先輩だと...思う。
聞いてみる.....?
.....いや。私にそんな度胸は無い。
ただでさえ男の人苦手なのに...。
先輩とか話しただけで倒れる気がする。
すると、
?「あれ?1年生?」
ビクッ
後ろから声をかけられる。
『あ...あぁ...。』
恐る恐る後ろを振り向くと、黒髪の先輩らしき人がいた。
?「あ...。悪い。驚かせたな。」
その先輩?は、固まっている私を見ると、しゃがみ込んで私の目線に合わせてくれた。
いい人...っぽい?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!