『お願いします及川さん本当にもう降ろしてください恥ずか死にます。』
及川「え〜?しょうが無いなぁ。」
私が赤くなった顔を隠しながら必死に頼むと、及川さんは渋々降ろしてくれた。
...え?なんで男嫌いなのに赤くなってるんだって?
いや、体験してみてくださいよ。誰だって赤くなると思いますよ。
とまぁ、画面の前の方に突っ込むのはこのくらいにして...←
『及川さん。助けていただいて本当にありがとうございました。』
及川「だからいいって!紳士として当然のことだから!」
うーん...。なんか違うんだよなぁ...。
その時、
日向「や、やい大王様!!あなたから離れろ!!」
菅原「はーい回収しまーす。」
『わ、わわわ...。』
いきなり現れた日向くんスガ先輩に捕まり、私は引きづられて烏野の所へと戻った。
質問攻めにあったのは、言うまでもないですよね?
澤村「あなた。何を向こうの主将と楽しそうに話してたんだ?」
菅原「俺、大丈夫かって聞いたんだけどなぁ。頼って欲しかったんだけどなぁ。」
田中「向こうの優男なんかにうちのマネージャーはやらんッ!!」
日向「大王様に何もされてないか!?大丈夫だったか!?」
山口「何かされてたら教えてね!すぐ先輩に伝えるから!」
影山「お前...。及川さんと知り合いだったのか?ハッ!まさかお前も及川さんのことがっ...!」
月島「あんな登場して...アンタ馬鹿なの?面倒臭くなるの分かってるデショ。」
『す、すみませんでしたァァァ!!!』
3年生の先輩...怖いです...。
山口くん。お願いだからそれはやめてください。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。