『.....へ?』
少ししてから私の思考が追いつく。
『な!なななな何を!!?///』
及川「...ねぇ。今日のお礼。これでいいよ。」
及川さんは私の耳元でそう囁くと、
.....チュッ
『......え?』
及川「ん。ご馳走様。」
今...おでこに...。
日向「わぁぁぁぁぁぁ!!!」
後ろから日向くんに腕を引かれ、おでこをジャージで全力で吹かれる。
及川「それじゃあ、またね。あなたちゃん♪」
そう言って及川さんは軽い足取りで去っていった。
影山「おい桜葉!大丈夫かっ.....。桜葉?」
影山くんに声をかけられるが、私は棒立ちのまま。
日向「.....あなた?」
そこで私はやっと、
『...プシュー///』
頭の回転が追いついた。
私は、頭から湯気を出して後ろに倒れた。
烏野「「「桜葉/あなたーーーッ!!」」」
その場に、烏野の悲鳴が響き渡った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。