起きると、私の隣にはちゃんとキヨがいた。
愛おしい。
ふと、Twitterを見てみる。
すると、キヨのあのツイートのリプ欄にレトさんのを
見つけた。
”絶対俺の彼女にするからね"
そして私はおもむろにレトさんのTwitterを見た。
すると、動画以外のことをレトさんが呟いていた。
しかも昨日キヨが呟いた後に。
内容は、こうだった
昨日キヨくんがツイートした彼女は
俺がずっと好きな子でした。
俺は彼女に一目惚れして、こないだ告白もしました。
だけどフラれて彼女は
”キヨくんの彼女"になりました。
だけど諦めてなんかいません。
だから見守ってくれてると嬉しいです。
そして、彼女を叩かないでください。
この先もしかしたら俺の彼女になるかもしれない
だけど、どんな形になっていたとしても
彼女を叩かないでください。
お願いします。
私は持っていたスマホを置いて、
キヨの方を見る
キヨは私からスマホを受け取ると
レトさんの書いた文を
黙読しだした。
知らなかったのかな?
そういうとキヨは私をちらっと見て
ふっと小さく笑った
私たちはベッドの中でキスを何度も交わした。
そろそろ誰かが起こしに来てくれる時間になった。
キヨと一緒に手を繋いで、下へおりる
食事を終えた私達は自室に各々もどる。
今日は午後から学校。
体育館の装飾や、クラスの装飾だけで終わり
やっと装飾が終わり
後は、当日を待つだけ
今日はキヨは動画の編集があるため忙しいらしく
私は自分の部屋で一人で寝ることにした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。