あなたside
ただいま事務所の廊下を爆走している三上ですっ☆
バァァァァァァン!
櫻井「うわっ!」
櫻井「びっくりしたぁ。」
松本「ちょ、あなたドア壊れるから。」
相葉「どーしたの?」
相葉「そんな急いで。」
大野「ファァzzあなた.....」
大野「来てたんだ....」
松本「ニノね....」
私、二宮強火担なんですぅ🔥
ガチャ
二宮「おぉ..あなた。」
二宮「いや。理由はないけど。」
大野「そっか、あなたはニノが大好きだもんね。」
櫻井「凄い、今更感だけど大丈夫?w」
松本「こんな愛されてて幸せものだねww」
二宮「ありがとう、」
櫻井「wあなたは優しなヨシヨシ」
櫻井「www」
二宮「あなた、ごめんな。」
二宮「約束守れなかったな。」
松本「あー!あの約束ねw」
相葉「あなたすごい嬉しそうだったよな。」
大野「懐かしいなぁ。」
櫻井「あれ、何年前だっけ。」
二宮「あれは、あなた達がデビューしたての頃。」
回想)
二宮side
その日も楽屋のドアが勢いよく開いた。
そして飛び込んでくるあなた。
いつもはにこにこ笑顔なのにその日だけ泣いていた。
二宮「うわぁ!」
櫻井「どーしたんだよ。そんなに泣いて。」
その時はあなたが最初で最後マリと喧嘩したんだ。
原因は振り付け。
マリの振りが違うとあなたが言ったところ
いつもは言い返さないマリが言い返して喧嘩になったらしい。
松本「もー。とりあえず泣きやめー」
相葉「ほら、ティッシュティッシュを差し出す」
大野「あなたは自分が悪いと思ってるんだろ?」
二宮「なら、謝ろうよ。」
松本「ごめんなさい。って言えばいいんだよ。」
櫻井「じゃあ、なんで出来ないのか考えてみる?」
そこで翔ちゃんが良い案を出してくれた、
きっとこういう場面だとひとりぐらいはセクゾの楽屋に行った方がいいんだと思うけど。
きっとあっちはあっちでふまけんがどうにかしてると思うから。
先輩は手を引いておこう。
でも、聡が心配だな、
泣いてないかな。
なんか、泣いてる気がする()
マリは泣いてるな。
勝利はどうだろう。
もし3人が泣いてたらふまけんは大変だろうな。
あなたは誰が迎えに来るんだろう。
こんな事を考えている間どうして謝れないのか分かったみたいだ
櫻井「お互いが謝ってくるのを待ってるんだと思うよ。」
櫻井「恥ずかしがらずに、ちゃんと面と向き合って、」
相葉「親しき仲にも礼儀ありって言うしね!」
松本「じゃあ、謝れる?」
大野「まだ無理そう?」
ここは俺が人肌脱ぎますか!
二宮「あ!じゃあ、ちゃんと謝れたら、俺があなたと結婚してあげる!」
二宮「うん!」
そんな約束をした時、楽屋のドアをノックする音が聞こえた。
コンコン
大野「はーい」
松本「いるよー。」
ガチャ
健人の後ろには風磨に手を引かれて目を真っ赤にしたマリウスがいた。
11歳の男の子って大きいようでまだ小さいんだなってこの時思ったのを覚えている。
相葉「よし!これで仲直りだな!」
二宮「あなたよくやったな!」
二宮「おう!」
回想終了)
俺は知っている。
本当はあなたが結構辛い思いをしていることを。
お兄ちゃんみたいな存在だって慕ってくれてたし、
結婚の約束もした。
やっぱり多少は傷ついていると思う。
松本「なんで疑問形なのw」
俺はあなたとの約束を破ったぶん幸せにならないとな。
そんな時、
コンコン
嵐「はーい」
ガチャ
櫻井「おぉ!ふたりとも久しぶり」
二宮「おぉ!ありがとう!」
大野「じゃ、撮影頑張って!」
松本「またおいでね!」
バタン
3人が出ていった楽屋はとてつもなく静かになった。
仲悪いとかそんなんじゃなく、
ただあなたがどんどん大きくなっているということに
みんな浸ってるんだ。
櫻井「あなたも大きくなったな。」
松本「二宮くーん!って飛びつくのは相変わらずだけどなw」
大野「そこがあなたのいいところだよ。」
相葉「でも、飛びつかれるのも今日で最後かもね。」
櫻井「まぁーね。」
松本「ニノ、幸せになれよ、。」
二宮「あぁ、もちろん。」
大野「よし!嵐も後輩達に抜かされないように!頑張っていこ!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。