第6話

🕯
1,492
2022/11/23 02:00




転入1日目は泥のように過ごしてあっという間に放課後だった



この学校には部活があって、校庭には野球部やサッカー部などが練習している姿が見えた






東雲 あなた
…
東雲 彰人
冬弥、いるか
東雲 あなた
げ





私は机に突っ伏した







東雲 彰人
いや目合ったよな



頭の上に手を置かれそう言われる








東雲 あなた
…触らないでくれる?
東雲 あなた
私今日帰るの遅くなるから
東雲 彰人
あ?どっか寄るのかよ
東雲 あなた
…最低限な事以外聞かないでって言わなかった?
東雲 彰人
それは必要だろうが
東雲 彰人
何かあってからじゃおせぇんだよ
東雲 あなた
そんな綺麗事言われても言わないから
東雲 あなた
べつに私がどうなってもアンタには関係ないでしょ




私は席を立ってリュックを背負い、教室から出ようとした。




ーが






東雲 彰人
おい待てよ




私の腕は掴まれる






東雲 あなた
…なに
東雲 彰人
お前、なんでそんなに愛想悪ぃんだよ
東雲 彰人
俺ら家族だろうが
東雲 彰人
んな突っぱねるなよ
東雲 あなた
…家族?
東雲 あなた
家族、家族ね…


東雲 あなた
笑わせないでくれる?
東雲 彰人
あ?
東雲 あなた
私最初に言ったよね
仲良くする気は無いって
東雲 あなた
家族でもどうせ他人なんだから
東雲 あなた
…もう関わらなくていいよ
東雲 彰人
お前なぁ……!!
青柳 冬弥
彰人!


痛いまではいかなかったが、強く握られた私の手首を抑えている彰人の腕が何者かに掴まれていた






青柳 冬弥
声を荒らげてどうしたんだ
青柳 冬弥
教室には草薙と俺しか居ないからまだいいが
青柳 冬弥
女子に対してそんなに言うとは珍しいな
草薙 寧々
あなた、ちゃん…、
東雲 あなた
…



大丈夫?と言いたげな顔をして名前を呼んできた草薙サンは私の袖をきゅっと握っていた







東雲 あなた
…ごめん草薙サン
私行くわ
東雲 彰人
おい待てよ!
青柳 冬弥
彰人!


まだ着いてこようとするソイツを今朝の男子が止めているのが見えた







東雲 あなた
…うざったいなぁ……!




ヘッドホンをして大音量で音楽を聞いて私は都市にでた








そして向かった先は









遠野 新
お、時間内にくるなんて珍しいね
東雲 あなた
人を遅刻魔みたいにいわないでくれる?
遠野 新
べつに間違ってはないよね
東雲 あなた
…




私は新とカフェで待ち合わせをして出会った








遠野 新
制服にあってるじゃん
学校どうだった?
東雲 あなた
…前の学校と変わらないよ
平凡な学園生活って感じ
東雲 あなた
可もなく不可もなく
遠野 新
…あなたがいいならそれでいいんだけど
遠野 新
楽しい?
東雲 あなた
楽しさとか求めてないし……



予め用意してくれていたのであろう、私が好きなフルーツティーを1口飲む






東雲 あなた
うま…
遠野 新
ここの紅茶美味しいよね
東雲 あなた
戻ってきてばっかりなのに
ここら辺詳しくない?
遠野 新
いやー、俺ライブ終わりはチョコパって
決めてるからさ、カフェは詳しいんだよね
東雲 あなた
へー
遠野 新
あなたが聞いてきたのにそんな興味なさそうなことある?
遠野 新
そうだ、あなたも一緒にライブ出ようよ
東雲 あなた
馬鹿でしょ




いつの間にか注文していたのか、チーズケーキとモンブランが運ばれてきた





いつものようにお互い半分に切って交換する






東雲 あなた
べつに出るのはどうでもいいんだけど
新ってここら辺じゃ最近有名でしょ?
東雲 あなた
私がでても邪魔者なだけでしょ
遠野 新
いや、あなたの歌唱力と言ったら
俺以上も目指せるよ?
遠野 新
簡単には俺には叶わないけどね
東雲 あなた
だるー



そして私はモンブランに手を伸ばす







東雲 あなた
人が少ないハコなら出てもいいよ
東雲 あなた
……でも歌うのは私の曲じゃない曲ね
遠野 新
…なんで?
東雲 あなた
…なんでも




そしてもう一口、私は口にモンブランを入れた








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