この学校に来て1週間がたった
元々サボり癖のある私は、授業の前の休み時間に屋上に向かい、放課後まで過ごそうとしていた
時刻はまだ12時前
座ってスマホをいじってると、屋上に入ってきたピンク色の髪の毛の子が話しかけてきた
そう言って隣に腰かけてくるその人
この声、どこかで聞いたことある気がする
どこだっけ
私は視線をスマホに戻す
誰と、と聞かなくてもわかるその問
暁山サンは私をちらっと見た
所詮これは私が傷つかないようにしているだけ
私は私が可愛いだけ
そんなのもうとっくに気づいていた
どうせ、人間なんてそんなもんなんだよ
暁山サンはにこー!っと笑い、満足気な顔をした
信頼できる人が居ないのはあなたも私も同じ
あの後昼休みになり、私は学校を抜け出そうとした時に暁山サンが着いてきて、コンビニで昼ごはんを買い食べた
暁山サンはずっと話しかけてきたけど私は適当に流していた
私たちは屋上を出て荷物を取りに教室に戻った
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。