第2話

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2018/08/20 14:05
"ドンッ"


突然教室前で誰かとぶつかった。












って言っても向こうが前見てなかっただけなんだけど。
ME
ME
すみません。
私は悪くないから適当に謝っとく。
ジミン
ジミン
痛っ…。
自分からぶつかって来たくせに何なの?




てかパク・ジミンじゃん……。

















最悪なんですけど。


私が関わりたくない人間ランキングで高校の入学以来ずっとダントツ1位。

周りの女子はキャ-キャ-うるさいし。



関わると面倒くさそう。








なのに神様は意地悪なのか,毎年クラスは同じ。


もちろん今年だって。
ジミン
ジミン
ごめん,僕前見てなかった。
結構優しそうだけどこんなの演技。
ME
ME
いえいえ,では。
落ちた荷物をサッと拾い上げて,逃げるようにその場を去ろうとする。
ジミン
ジミン
ちょっと待って。
突然腕を掴まれたからびっくりして振り返る。
ジミン
ジミン
君,同じクラスのあなたちゃんだよね?
部活も同じ。



そう。


私もこの人も同じダンス部所属の生徒。

しかもキャプテン同士。
ME
ME
そうですけど何か。
ジミン
ジミン
今度一緒に遊ばない?
お詫びも含めて。
ME
ME
大丈夫です。
ジミン
ジミン
素っ気ないね。
よく居るんだ。
僕の気を引こうとする子。
だから冷たい態度取るんでしょ?
はぁ?

冗談やめて。



しかも急に遊びに誘ってくるとか,そういう事自分で言うとか。









チャラいしナルシストとか無理。
ME
ME
他の子はそうかもしれません。
でも残念ながら私は違いますよ。
あなたに興味は無いですし。
遊びなら他の子を誘ってください。
ジミン
ジミン
ちょっと_




勢いよく手を振り払って歩き出す。


















あんなの絶対無理。

苦手。


















































































でもここからが本当の地獄だった_。

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