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第8話

5,309
2021/09/27 13:03


先生は自ら身体を動かして、ぼくを気持ちよくした。
身体をうねらせて、色んな動きで満足させてくれる。
「ぁ、……浅野くん……」
先生も涙目になりながら、ときおり身体をヒクつかせていた。
やっぱりこの薬の効果は絶大だ。
「ぁん、……気持ちいいっ、ァん」
「先生。可愛い。ぼくのちんこ、好き?」
「……ぁ、……好き。大好きっ」
ズチュ、ズチュ……っ。
鳴りひびく水音。
そろそろぼくも限界に近づいてきた。
「先生。そろそろイキそう」
「ぁ、……だめっ」
「え、でも我慢が……」
「もっと、したい……ァ、ァ……」
「ちょっと本当にマジなんだけど、先生。……聞いてる?」
「ぁ、……ぁん、気持ち……いいっ。イッちゃうっ」
もう無理だった。
先生の巧みな腰の動きに、ぼくは我慢できず、膣の中に精子を出した。
いや、どうにかしようと思えば、無理やりにでも先生を押しのければ、回避できたかもしれない。
けれど、せっかく中出しをさせてくれたのだし、どかなかったのは先生だから、自分には非がないと思った。
ぼくは思う存分、先生の中に出した。
「はぁ、……ッ」
汗ばんだ身体をあらわにしたまま、くたりとベッドに横たわる先生。
ぼくは、先生を残して身なりを整えると教室に戻った。ちょうどテストの時間が終わっていて、ぼくに気づいて生徒らが先生の所在とぼくの体調のことを聞いてきたけど、適当にごまかした。

その後、先生は学校に来なくなり、数ヶ月後辞めたことを知った。街中で先生を見かけた友だちがいて、そいつが言うには、先生のお腹は膨らんでいたらしい。
さらにその半年後、先生から突然手紙が届いた。封を切ると、中には可愛い赤子の写真が一枚だけ入っていた。目もとがどことなくぼくに似ている気がしたけど、気のせいだろうと思うことにした。
ぼくほ、先生との思い出を写真とともに机の中に仕舞うと、部屋をあとにした。






【終】




更新が遅くなりすみませんでした。
突然ですが、コミック化された『監禁』が、紙コミックとして、2021.9.25に発売されました。
書店においているそうなのですが、福岡在住の為か、昨日は見つけられませんでした。
また更新します。……恐らくR18ですが。

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