第208話

結局クソナード.°
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2022/06/08 12:00
あなた 𝓈𝒾𝒹𝑒.°







「助かったよ!高校生とは思えない実力だね。」


あなた「いえっ、警察への引き渡しお願いしてもいいですか?」


「あぁ勿論!またチームアップの要請してもいいかい?」


あなた「私でよければ是非っ。」








プロヒーローと別れてから、寮へと戻る。





随分遅くなってしまった。









轟 焦凍
轟 焦凍
いつ帰る?
百々(なまえ)
百々あなた
今終わったとこだよー!
百々(なまえ)
百々あなた
どうかしたの?
轟 焦凍
轟 焦凍
共有フロアで待ってる







あなた「??」








何かあったのかな。




とりあえず帰ろう。








緑谷𝓈𝒾𝒹𝑒.°







緑谷「え、あの2人が……!?」








夕食後、自主練に行こうと廊下に出たところで、峰田くんと上鳴くんが話していた。







峰田「アレは間違いねぇ……!ックソォ、やっぱりイケメンがいいってのか!」


上鳴「しょーじきショックだよな、あなたは誰とも……って、安心してたとこあるし。」


緑谷「…………、」









恋人……って、




2人で遊園地に行って、手を繋いでクレープを半分こするアレだよね。










そっか、あなたと轟くんが_______、











緑谷「……、?」











胸の辺りがチクりと痛む。




別にダメな事じゃないし、むしろお祝いするべきなんだと思うけど……。










上鳴「あ〜ぁ、俺も次の恋探そっかなァ。」


緑谷「え____、"次の恋"って上鳴くん、あなたの事……?」


上鳴「あれ、気付いてなかったのか。結構アタックしてたつもりなんだけどなぁ。」


峰田「アレはモテる……無自覚天然モテとはあの事だ!」









そっか……、










緑谷「僕、ちょっと外出てくるね。」










2人に手を振って別れてから、エレベーターに乗った。





"恋人"……かぁ。








あなたにとってのそういう存在だった樹さんの正体が分かってから、きっとあなたは苦しかっただろう。





そんなあなたに、轟くんという人が居てくれるのなら、きっと大丈夫だ。










……でも、










チ、ン









一階に着いて外に出ようとすると、共有フロアのソファーに座る2つの影。













あなた……帰ってきてたんだ。




昼に早退してたけど、今終わったのだろうか。














あなた「、あ_______、いずくんっ。」


緑谷「ッ、…………____、?」











……?





あなたがこちらに気付いて振り返り、同じようにこちらに視線を移した轟くん。





その2人の姿を見て、また胸の辺りがチクりと痛んだ。







なんで……、








あなた「自主練?」


緑谷「あぁ……うん!」


あなた「明日は戦闘訓練だもんね!頑張ろう!」


緑谷「そうだね……!それじゃあおやすみっ。轟くんも!」


轟「あぁ、おやすみ。」











早くこの場から立ち去りたくて、早口になってしまった。





それがどうしてか、僕にはよく……分からなくて。

















あなた 𝓈𝒾𝒹𝑒.°






あなた「びっくりしたね、」







轟くんと話していると現れたいずくん。



爆豪くんの事を話していた私たちは慌てて会話をやめて、平然を装った。








轟「共有フロアは結構人来るからな。」


あなた「そーだね……、私お風呂入らないと。」









そろそろ眠気もやってきた。



ソファーから立ってエレベーターの方へ向かう。










轟「風呂出たら、また話せるか?」


あなた「大丈夫だけど……消灯時間過ぎたらここの電気消えちゃうよね、」


轟「部屋でいいだろ。」


あなた「あ、電話って事か。」


轟「?」











扉が開いて、乗り込んで。





轟くんは4階と5階のボタンを押してから、さも当然のように言った。

























轟「俺の部屋に来て欲しい。」