第214話

No.2
3,543
2022/06/27 12:00
あなた 𝓈𝒾𝒹𝑒.°






〈それではお一人ずつコメントをっ!〉





隣のリュウキュウから1人ずつ、マイクを向けられていく。









シンリンカムイ「チームに加えてくれたエッジショットを始め、諸先輩方に恥じぬ働きをしていく所存。」


クラスト「うぉぉぉなぜあの日私は神野に居なかったぁぁぁ!」


ミルコ「今悪い事企んでる奴!!私にぶっ飛ばされる覚悟しとけよ!」


〈支持率だけであれば、No.3の座でした!〉


エッジショット「数字に頓着はない。結果として多くの支持を頂いた事は感謝しているが、名声のために活動しているんじゃない。安寧をもたらすことが本質だと考えている。」









すごい難しい言葉……流石プロヒーローだ。




私にあんな事言えないもんなぁ……、











ホークス「それ聞いて誰が喜びます??ステインくらい?」


























何言っちゃってんだこの人。





ミルコ「いいぞ生意気だ!」


エッジショット「相変わらず輪を乱すのが好きだな。」


リュウキュウ「ホークス……、」


あなた「黙ってられんのか。」


ホークス「我慢が苦手なだけですよ。」











マイクを奪い取ると、観客の方を向いてその真紅の翼を広げた。













ホークス「えぇ、と。支持率だけで言うと、ベストジーニストさん活動休止による応援ブーストがかかって1位っ。2位が俺。3位エッジショットさんからの4位がユグドラシル。で、5位がエンデヴァーさん以下略。」










宙に飛び、淡々と言葉を述べていく。






何言う気……。









てかエンデヴァー、そんなに支持率なかったんだ。





怖いしな。












ホークス「支持率って、俺は今1番大事な数字だと思ってるんですけど。過ぎた事を引きずってる場合ですかぁ?やる事変えなくていいんですかぁ?」














ん……煽ってる?





とりあえず、巻き込まれないように静かに立ってよう。








ホークスに集まった視線は揺るがず、他ヒーローもその目を向けている。












ホークス「象徴はもう居ない。節目のこの日に、俺より成果の出てない人達が、何を安パイ切ってんですかぁ。_____もっとヒーローらしい事言ってくださいよ。」














この人ってほんとにマイペー_____、














あなた「…………………、」


ホークス「_____、」














チラッと見ただけなのに。





目が合ったホークスは口角を上げ、「それから、」と続けた。












ホークス「ポッと出の高校生に持ってかれて、悠長にしてられますかぁ?活動始めるのがもう少し早ければ、トップ10入りしてるでしょ彼女。」


あなた「巻き込むな巻き込むな。」


ホークス「俺は以上です。」














ニタリ顔でそう述べて、降下。





空に飛んだまま、エンデヴァーにマイクを差し出して顔を覗いた。













ホークス「さぁお次どうぞ。支持率あなた以下、No. 1。」


エンデヴァー「……。」













だから巻き込むなっての。





マイクを受け取ったエンデヴァーは小さく息を吸い、その目をキッと強めた。




その拳をぎゅっと握り、燃え盛る炎を一層強くさせる。












エンデヴァー「_____若輩にこうも煽られた以上、多くは語らん。俺を、見ていてくれ。」











その覇気と言葉の重みに、凄んでしまった会場は。









その静かな空間にただ一つ、ホークスの拍手の音だけが響いた。