第211話

面影.°
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2022/06/17 12:00
あなた 𝓈𝒾𝒹𝑒.°






「キャハハハッ!!この薄汚れた社会に安寧を!!」








立ち行く黒い煙と、人々の叫び声。









「すぐに人命救助を!!それから________、」


あなた「救助に専念してください!」


「ッ、!?君……ユグドラシル!!」








ったく……今日は早く戻るように言われてたのに。





警察にヴィランを引き渡して帰宅中、また新たに発生した事件。









煙に乗って街を移動していくヴィランを追い、走る。




この煙……私が乗っても普通の煙なのに。






どういう原理だろう。









や、難しい事は分かんないや。








とりあえず__________













「キッキッキキキ!俺がこの世界を変えてやる!!」


あなた「とりあえず止まりなさいっ。」


「!!!?」










ドゴォッッッ!










地面を押し返し付けたスピードで一歩前に出て、その腹部に拳を入れる。





跳ね上がった身体は黒い煙に包まれて、鎧のように固く構築されていく。







煙を操ってる……?










「貴様ァ…………ヒーローめ……社会に粛清を!!」


あなた「________ステイン気取りが、」












結局煙なら、風に弱いはず。






開いた手のひらを宙で翻し、風を作る。








露わになった顔に一撃喰らわせてから、地面に押しつけた。













「ッソ…………なんて馬鹿力だ!」


あなた「む……女の子にそんな事言っちゃダメでしょ!」











とりあえず、警察に連絡を_________、













?「________、あれ……百々さん?」


あなた「……!」







同じくヒーローコスチュームを身に纏った彼は、スタスタと私に近寄って。








その表情に花咲かせた。















真堂「俺、傑物高校の真堂揺。覚えてるかな?」


あなた「___________、」















その顔は、皮肉にも。








やっぱり忘れられない、白雲樹そのもので。













緑谷𝓈𝒾𝒹𝑒.°






麗日「遅いね、あなたちゃん……なんかあったんかな、」


緑谷「うん……もうすぐ時間だけど、」








エリちゃんとも久しぶりに会えると思ったのに、結局間に合わなかった。







上鳴「まぁしゃーないよな、プロヒーローだもん。」


八百万「もう、何歩も先を行かれてしまっています。」


切島「常闇、あなたとホークスと仕事してたんだろ?どーだったんだ?」


常闇「いいや……あそこは早すぎるから。」


緑谷「……?」








コンコンッ









飯田「!!来たぞ皆っ!お出迎えだ!」








ノック音が鳴り、飯田くんが一目散にそちらを向いた。









マンダレイ「煌めく眼でロックオン!」


ラグドール「猫の手手助けやってくる!!」


虎「どこからともなくやってくる!!!」


ピクシーボブ「キュートにキャットにスティンガー!」


「「「「ワイルドワイルド プッシーキャッツ!!」」」」









飯田「プッシーキャッツ!!お久しぶりです!」









皆がそれぞれ駆け寄って、虎から手土産を受け取った。












虎「あん時は守り切ってやれず、すまなんだ……。」


爆豪「ほじくり返すんじゃねェ。」


耳郎「ウチら大丈夫っすよ!ねぇっ。」


障子「どうぞ中へ、」


マンダレイ「あぁいいの!おかまいなく。」


虎「B組にも行かなあかんし__________、」








ドタタタタッ、










ピクシーボブ「!何、?」


切島「お、やっとご帰宅!」













勢いよく空いた扉。




肩で息をするあなたは、僕たちと話しているプッシーキャッツを見てその顔を綻ばせた。












あなた「あ……!林間の時の!!!」