第4話
やっぱり違うんだよ
次の日
起きてリビングに行くと
もう何人かが起きていた
挨拶を交わして
僕はスムージーでも作ろうと
キッチンに立つ
そのとき
そう言って
ジュニヒョンがほとんど目が開いてない状態
寝ぼけてるのかフラフラとリビングに来た
瞼が重そうなヒョンは
スングァンの言ったことをちゃんと
聞いているのか聞いていないのか
ふふふっと笑いながらキッチンの方へ来る
その時にバチっと目が合った
やっぱりまだ眠たいのか
目をとろんとさせながらヘラっと笑っている
そう聞きながら
僕の後ろから覗きこんで顎を肩に乗せてくる
近いな‥
昨日告白された事を思い出して
今の密着した状態に
身体を強張らせたけど
とあまり興味無さそうな返答が来て
意外にもあっさりと離れて行った
そして
スングァンに構って〜と言うように
ベタつきながら
楽しそうに喋っている
あ、僕の方じゃなくてスングァンの方に行くんだ‥
告白されたから
グイグイ来られるのかと思ってたけど
あまりにいつも通り過ぎて
拍子抜けしてしまう
いや、やっぱり昨日のことは
イタズラに過ぎなかったんだな
そう自分で結論付けて
勝手に昨日の告白をなかったことにした