第3話

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2018/03/04 06:12
先生「じゃあ今回はペアワークをしてもらいます。1番、2番ペア。〜」


私がこっそりガッツポーズを取ると

2「何してんの。笑」

1「な、何もしてないしっ」

2「俺とペアで喜んでたりして。笑」

1「んなわけないし!!!」


私はつい、大声を出してしまった。

2「そんな否定しなくても。笑」

1「ごめん…」


はぁ、やっぱり私って可愛くないなぁ。
先生「今回は 個人情報 について意見を話してみてください。」

2「個人情報、か。最近は個人情報に厳しいよな。」

1「そうだよね〜。この学校名前すら教えてくれないし。」

2「お前はなんて名前なの??」


…それは聞いちゃいけないこと。

私の学校では誰かに自分の名前を教えると、



殺される。学校側に。



1「ダメだよ!!」

2「こっそりならバレねぇって笑 俺の名前はぁ…」


後には、先生がいつの間にか立っていた。


1「ダメ!!」

2「ほn…」


先生「…何してるんですか?2番君?」(ニコッ)


先生が笑うと放送が入った。

放送「3年2組、2番君。脱落__」


そう言って2番は、消えた。
みんな「え、2番?」

みんな「まさかあいつも?」


みんなのざわめきが止まらない。


先生「さぁっ授業の続きをしましょう。」

先生「ああ、1番さんは3番、4番さんのグループに入れて貰ってください。」

1「せんせ…ッ…」

先生「何ですか?」

1「…いえ、何でも。 」


今の事、聞こうと思ったけど先生の笑顔が怖すぎて。

聞けなかった___。



卒業まであと7日。

3月11日

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