『辰哉くんがずっと持っててくれたみたいで土曜日に渡してくれたの。』
松村「久しぶりに見たなぁ〜。あなたっぽいよな。その⛄️」
『えへへっ。嬉しい。ありがと!』
松村「ねぇ、そーゆーお揃いとかって嬉しいもんなの?」
『嬉しいに決まってるじゃん✨なんか2人だけの特別な物って持ってるだけで幸せになる。』
松村「へぇ〜…覚えとこ♪」
松村くんは何かを思い付いたかのようにニヤニヤとしながらそう言った。
もしかして美弥へのプレゼントかな?
そうだったら私も嬉しいな。
しばらくしてから美弥が教室に戻ってきた。
松村「美弥おかえり。さっきはごめんな。」
『私もごめんね。』
美弥「いーよもう大丈夫だから!謝んないで。笑」
いつもの美弥に戻ったあと3人で話して話していると授業が始まった。
放課後…
先生「起立、気をつけ、さようなら〜」
みんな「さようなら〜」
今日は料理クラブの日。
私と美弥は松村くんにバイバイをして
家庭科室へと向かった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。