美弥「いや〜まさかあなたとあの有名なバスケ部キャプテンが知り合いだったとは。どうゆう関係なの?」
私は美弥に家が隣同士の幼馴染だと言うことを伝えた。
美弥「なるほどね〜そうゆうことだったのか。いいなー!あんなイケメンな幼馴染がいて♡」
『イケメンなのかな?』
美弥「え?なに?イケメンじゃないとでも?あなた流石にそれは見慣れすぎだよ!笑」
『ち、違うよ。かっこいいのは知ってる。でも、イケメンって何でも完璧ってイメージがあるけどちょっと抜けてるとことか負けず嫌いなとことか朝弱いとことかクレーンゲーム頑張っちゃうとことか色々知ってるから私にとって辰哉君はイケメン?ってゆーか、、、まぁなんて言ったらいいかわかんないんだけど、、、』
私はつい早口になって美弥に辰哉くんのことを話していた。
美弥「は、はぁ〜、、、これはこれはあなたさん?深澤先輩のことが好きなんですね?」
美弥は探偵っぽくニヤニヤした顔で聞いてきた。
『そんなんじゃないからっっっ』
私は恥ずかしさのあまり否定した。
美弥「んじゃ、狙っちゃおうかな〜♪」
『だ、だめっ。美弥可愛いから、、、』
美弥「冗談。深澤先輩はかっこいいけどこんなに分かりやすいあなた見てたら応援したくなっちゃったからさ♪」
『美弥、、、』
美弥「もしかしてこの高校受けたのも深澤先輩がいたから?」
『うん。』
そう、私は辰哉くんがいるからこの高校を受けた。
中学時代、学校生活に何の楽しみもなかった私にとって辰哉くんは希望の光だったから、、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。