第49話

⛄️💜
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2020/09/29 12:17
辰哉side


あなたがきた翌日の放課後…
部活に行った俺はいつもより調子が良く連続で得点を決めていった。


「よっしゃぁ!!!!」


女子生徒A「すごい!!!6連続!」
女子生徒B「深澤くんかっこいーーー♡」
女子生徒C「こっち向いてーー!!」



審判「ピピーーッ!Aチームの勝利!」




岩本「ふっかおつかれー。なんかいい事あった?笑」


「え?なんもないよ。」


岩本「いや、絶対なんかあった。イキイキしてる。」


「そ、そうかなぁ」


岩本「あなたちゃん?」


「…ふっ」


照があなたの名前を口にした瞬間に昨日のことが鮮明に思い浮かんでくる。
手を繋いだ温もりやドキドキは確かに俺の中にあったのだ。
気がつくと頬が緩んでいた。


岩本「あはははははっ。本当ふっかわかり易すぎ。」


「え?え?そ、そうか??笑」


何があったんだよと聞いてくる照に昨日のことを打ち明けた。




照「え、超進展してるじゃん。」


「進展も何もあなたは彼氏いるから。ただ俺が初めてがいいって…へへ。」


照「ふっかきも!!!笑 でもそんな浮気っぽいことするような子じゃないと思うんだよな。」


「浮気なのか? 俺はあなたの純粋な気持ちだと思うけど。求められれば応えるのみ。」


照「お、おぅ。まぁふっかがそれならいいんだけどいつかふっかだけになればいいな…。」


「それは死ぬ間際位の願いだな。笑」


照「大袈裟な。笑」


「ははっ。笑 よし!休憩終わり!みんなーーー集まって反省回やるぞー。」



部員全員「「はい!!!」」



















あなたが俺のことを好きじゃなくても今の関係が続くなら俺はそれでいい……。
この時はそう思っていたのにな…。
人間ってやっぱり欲深い。

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