『美弥!辰哉くんから返事きた…!』
美弥「お!なんてきた?」
『楽しみにしてるって…』
美弥「キャー!良かったじゃん\(^^)/」
『あぁ緊張してきた😨』
美弥「大丈夫だって!今日めちゃくちゃ上手く出来たじゃん♪」
『頑張る…。そういう美弥はいいの?作らなくて。』
美弥「つ、作るって誰に…」
まだ名前すら言ってないのにキョロキョロと目が泳いでる姿が可愛く思えた。
『誰って松村くんとか?』
美弥「な!!ないない!!なんでアイツに」
『みーーーやーーー?
隠し事はナシだよ?(◦ˉ ˘ ˉ◦)』
美弥「だって…2人…」
『私が好きなのは辰哉くんだよ。それに今はちゃんと友達だから。』
美弥「あなた…」
『それに美弥が松村くんのこと気になってるの気づいてたから早く言ってくれないかなぁ〜って思ってたんだよ?』
美弥「あなたそうだったの…ごめん。私北斗のこと好きになった。ちゃんと自分から言えなくてごめんね。」
『ふふっ。今聞けたからいいよっ。それに嬉しさの方が大きい(*^-^*)♡』
美弥「あなたー!!大好き!!」
『私もだよーー!!』
それからすぐに美弥は松村くんにLINEをして同じ土曜日の夕方に作りに行くことが決定した。
美弥「お互い頑張ろ…。それじゃ!」
『うん。頑張ろうね!ばいばい!』
美弥と別れてから家に着き部屋に籠ると
今日もらったレシピを何回も見直した。
日が経ち金曜の夜にお母さんにも教えてもらいなんとか1人で作れるようになった私は明日のデートのために早めに布団に入ったのだった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。