第17話

⛄💜
1,962
2020/09/04 13:40
「突然話しかけてごめんね。3年の深澤辰哉です。あなたとは幼馴染みなんだ。君の名前は?」



松村「1年の松村北斗です。」



「そっか。松村くんね。あなたをよろしくね。」



松村「もちろんです。」



「あなたも委員会頑張るんだよ。じゃあ。」



『辰哉くんっ、、、』



辰哉くんは私の声に振り向くことなく歩いて言ってしまった。



松村「行こっか。」



『、、、うん。』



私は去り際の少し寂しそうな辰哉くんの顔が頭から離れなかった。







辰哉side

放課後3年の階に1年がいること自体珍しいのにそれがあなただったから思わず声をかけた。



あなただけだったら沢山話せたのに隣には見たことない男がいた。



委員会って言ってたけど引っ込み思案なあなたがそう簡単に立候補するわけが無い。



一緒にやりたかったから、、、?



そう考えるともしかしたらあの松村ってやつに見せたくて口紅を買ったんだろうか、、、なんて嫌な妄想までする始末。



俺の頭の中はグルグルしてた。



岩本「おい、大丈夫かよ。」



「んー、なんとか。」



こいつは俺と同じバスケ部の副キャプテン岩本照。普段からつるんでいてあなたのことも相談している。



岩本「あなたちゃんも困ってたようだしきっと松村ってやつが一方的にしてるんだって。」



深澤「そんなのわかんねーよ!!」



岩本「、、、ごめん。」



深澤「いや、俺の方こそごめん。」



あなたのこととなると余裕がなくなる。



あなたが学校生活を楽しく送れるように、それが俺の願いでもあったが人との関わりが増える分リスクは高まる。



俺は一旦2人のことは忘れて部活に専念した。

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