第32話

⛄💜
1,717
2020/09/10 16:40
辰哉side


あれから1ヶ月俺があなたの事を忘れたことなんて1度もない。

お揃いでとった⛄は2つ並べて俺の机の上に並んでいる。

学校では部活も学年も違えば会うことがない。

俺はあなたの幸せを考えあなたに会いたい気持ちを抑え毎日を過していた。



-ある日の放課後
「照ー!今日ゲーセン行こうぜ( *¯ ꒳¯*)✨」


岩本「シルバニア取ってくれるなら行く。」


「しょーがないなー。笑」


久しぶりの部活が休みで俺は照とゲーセンに行く約束をした。


岩本「なぁ、あれ、、、」


照が指を指した先にはあなたと松村がいた。


岩本「さっきまでふっかのこと見て微笑んでたぞ。」


「そんな訳ねーよ。」


岩本「嘘じゃねーって。あー、なんで上手くいかないんだよ。」


照はもしかしたら俺以上に悔しがってるかもしれない。
俺って本当に良い友達を持ったな。










-ゲーセンに着く。

岩本「シルバニア!これがいい!」


「はいよ。」


俺は照にシルバニアをプレゼントして何個かUFOキャッチャーをする。


これあなたが好きそうだな

ポムポムプリンの新作だあなた喜ぶかな


思い浮かぶのはいつでもあなたの笑顔だった。



「あー、いっぱい取った( *¯ ꒳¯*)✨照着いてきてくれてありがとな」


岩本「俺も取ってもらったし。全然良いよ!じゃあな〜。」


「おー。またな。」





1人で家に帰るとちょうど宅配便を受け取っているあなたのお母さんに会った。


あなた母「辰哉くん!久しぶりじゃない!最近全然来てくれなかったから寂しかったのよ〜。もうすぐご飯出来るから良かったら食べてかない?辰哉くん母今日もお仕事で遅いでしょ?」


俺のお母さんはよく残業してくるキャリアウーマンだ。父は単身赴任中。
1人で食事を摂ることも多かった。


せっかくのお誘いを断るのも不自然かと思いお邪魔することにした。


「それならお言葉に甘えて、、、。」


あなた母「出来るまであなたの部屋にいて〜。」


明るく言うあなた母の言葉は今の俺たちにとって良いのか悪いのか。


そんなことわからないけど俺はあなたと会えることが嬉しくて仕方なかった。


-トントン🚪


『はーい』


大好きなあなたの声が聞こえた。

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