第52話

⛄💜
1,502
2020/10/03 23:46
辰哉side


放課後の部活の時間。
クラスメイトと話していて照に置いてかれたと思ったら廊下で誰かと話しているのを見かけた。
きっと3年の奴か誰かだろうと思って大声で声をかけたんだけど…



「おーーい照ーー!誰と話してんのー。」


岩本「あー?ふっかー?あなたちゃーーん。」


「えええ!?あなた!?」




照が話していたのは予想もしていなかったあなただった。
久しぶりに会えたあなたはこないだより少し髪が伸びていて毛先をふわっと内巻きにしていた。





(あぁ可愛すぎる…)





今度あなたに和食を作ってもらうことを約束した俺は照と一緒に部活へ向かった。






「マジでびっくりしたんだけど2人仲良かった?」


岩本「いや、初めてまともに話した。笑」


「だよな?笑 え、なに。照は俺のライバルなの?」


岩本「は?ちげーーーよ。笑 ふっかが今日のHRで最近あなたに会ってないな〜って言ってたから。笑」


「お、おまっ……良い奴だな。」


岩本「(*`ω´*)ドヤッ」


「やっぱ学年違えばいくら隣の家でも会わないもんだよな、朝は俺朝練で家出るの早いし。」


岩本「家に行けばいいじゃん。前みたく。」


「そんなん彼氏持ちの奴に出来るかよ。笑」


岩本「んー、まぁその気持ち分からなくもないけど。」


「だろ?」


岩本「でもとりあえず家で会う口実出来て良かったじゃん。」


「おぅ。照のおかげ。ありがとう。」


岩本「マジなやつだと照れるな。笑笑」


「ははっ。」





その後部活が終わり照と帰っているとあなたからLINEがきていた。
あなた
部活お疲れさまっ。
美味しく出来たから今度の土曜日とか食べてみて欲しいんだけど予定空いてる?
「ひ!!ひかっ!!照!!!」


岩本「おいおいどうした落ち着け。笑」


「あなたから!!これ!!」


俺は照にスマホの画面を見せた。


岩本「うおーー!来た!!土曜日ならちょうど部活ないし作ってもらえ!」


「だよな。そうなるよな。なんか訳わかんないくらい緊張してきた。笑」


岩本「とりあえず返信しないと既読スルーだと思われるぞ。笑」


「んあ!やべ!」


俺は急いであなたへ返信した。
辰哉
空いてるよ。
土曜日楽しみにしてる。

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