第3話

TWO
921
2020/03/20 02:06
姫咲side


授業中,


さっきからすっごく視線を感じる...




まぁ誰が見てるのかは分かってるんだけど...





姫咲「あの...謙杜くん?」
姫咲「私,なんか顔についてるかな?」
長尾「え?!」
長尾「あ,ごめん!」
長尾「なんでも...ないで?笑」
姫咲「そっか笑」
道枝「なんや,ラブラブして~笑」
姫咲「してないよ!」
姫咲「私とラブラブなんて...」
姫咲「謙杜くん可哀想じゃん...?」
長尾「いや,そんなことないで?!」
長尾「あなたちゃんかわええし///」
姫咲「いや,いや,そんなこと///」
道枝「ほら,ラブラブやん笑」
姫咲·長尾「違う/ちゃうって!」
道枝「はい,はい笑」



なんか,勘違いされてないよね?
まぁ恋愛禁止のグループじゃないからい~んだけど()




キーンコーンカーンコーン



先生「じゃ,さっき言ったとこ」
先生「ちゃんと復習して来いよ~」








バタバタバタバタ

↑走ってる音ね!西畑とかけた訳じゃないよ?!




西畑「みっちぃぃぃぃ!ながおぉぉぉぉ!」
道枝「お,大吾くんど~したんですか?」
長尾「すっごい走る音響いてましたよ笑」
西畑「なぁ,授業サボろ?」
長尾「それ,先輩が後輩に言うことちゃいますよ?」
西畑「みんなサボる言うてんで?」
西畑「あ,そこの...」
西畑「なんやっけ,」
西畑「まぁ,ええわ。そこの天使ちゃんもサボろ!」
道枝「天使ちゃんって...笑」
長尾「姫咲 あなたちゃん!」
西畑「あ!そう!そう!」
西畑「あなたちゃんもサボろ!!!」
姫咲「えっと...」
道枝「あなたちゃんは!真面目やから...ね?」





たまには...いいのかな?




仕事も多くて,こうやって学校に来れる日は少ない。




だから,友達もいなかった。



今こそ,作るチャンスなのかも。



少なくとも謙杜くんと駿佑くんはいい人そうだし。




姫咲「...りたい」
長尾「ん?どした?あなたちゃんッ」
姫咲「私も一緒にサボりたいです!」
道枝「え?!あなたちゃん本気で言うとる?」
長尾「僕はええと思うで~笑」
西畑「ほな行こ!もう授業始まんで」
道枝「屋上寒くないですかね?」
長尾「今日の最高気温高いねんで」
西畑「それ,最高気温やろ?笑」







3人はとっても仲良くて。



一緒に私が居ていいのかと思うぐらい。





道枝「あなたちゃん?」
長尾「なんかあった?」
姫咲「え?!何も無いよ?笑」
西畑「なら,ええねんけど笑」



ほんとに優しい人達だ。





ガチャ



西畑「きったで~!!!」
小瀧「あ!!あなたちゃんや!!!」
姫咲「ペコッ
佐藤「え,ちょ,あなた?!」
中島「なんで連れてきてんの!!」
道枝「いや,僕達は止めたんですよ??」
菊池「あなたは,連れてきちゃやばいだろ。」
長尾「でも...」
藤井「『でも』ちゃうで??」
重岡「大丈夫なんかな。」



あ,駿佑くんと謙杜くん落ち込んじゃった。




姫咲「だ,大丈夫です!!」
姫咲「私がサボりたいって言ったんです。」
重岡「あなたちゃん正気か?!」
姫咲「私,友達いないんです。」
姫咲「だから...」
藤井「あなた,9人も友達おるやん笑」
菊池「俺と同じ数じゃん。」
姫咲「え...」
小瀧「俺らはあなたちゃんの友達やで?笑」
姫咲「良いんですか...?」
佐藤「あなたが良いなら。俺らは良いよ?」
長尾「むしろwelcomeって感じやし!!」
道枝「そやで!!」
中島「ほんと,全然来て!!!」()
小瀧「あ!!!!!!」
藤井「うわぁ?!なに?!どしたん?!」
小瀧「俺,やらかしても~た。」
菊池「ど~した??」
長尾「なんか,忘れたとか?」
小瀧「忘れても~た。大切な...大切な...」
道枝「何を忘れんですか...?」
小瀧「琴々南ちゃんが出る。テレビ録画し忘れた...」
西畑「琴々南ちゃんって姫倉琴々南ちゃん??」
重岡「なんや~そんなことか笑」
佐藤「いいムードだったのに~」
小瀧「これは重大なことやぞ!!!」
小瀧「なぁ?!あなたちゃん!」
姫咲「え?!あ,そ~ですね?」
中島「あなたちゃんに振らないの。」
西畑「困ってるやろ。」
小瀧「あぁごめん笑ごめん笑」
道枝「姫倉琴々南ちゃん?って可愛いんですか?」
小瀧「え?!知らんの?!」
長尾「僕も知らないです」
中島「テレビとか見ないの?」
道枝「見ますけど...アイドルに興味ないんで」
小瀧「これ!!!」
道枝「ん??」
長尾「なんか,どっかで見たことあるような...」
あなた「?!」
道枝「そうか?」
道枝「見たことあらへんよ?笑」
長尾「あれ~?」
中島「でも,ほんと可愛いよね~。」
菊池「俺,顔だけだったらどタイプ」
小瀧「中身もええ子やで。」
菊池「ふ~ん」
藤井「じゃ~また今度!」
藤井「望の家で琴々南ちゃんの鑑賞会しよか!笑」
西畑「ええやん!」
菊池「可愛い子1日中眺めれるなら行く」()
中島「俺も~」
佐藤「じゃあ俺も」
道枝「俺も行きます!」
長尾「僕も~!!」
重岡「俺も行く~」
小瀧「あなたちゃんは?」
姫咲「え?」
小瀧「あなたちゃんはど~する?」
佐藤「あ,!あなたはさ!」
佐藤「女の子だし...」
佐藤「面白くないんじゃないかな~」
小瀧「え~あなたちゃん来てくれへんの~。」
姫咲「え,い,いいですよ?」
姫咲「行きます...」
中島「なんか無理矢理言わせちゃったみたい。」
菊池「ごめんな。」
長尾「まぁ僕もみっちーもアイドル興味ないんやから俺らとわちゃわちゃしとけばええよ!笑」
姫咲「うん!ありがとう笑」
小瀧「じゃ~日程決まったらLINEするな~。」
菊池「俺,トイレ行こ~」
長尾「あ!僕も!!!!」

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