第2話

僕の上は一人だけ
515
2020/10/17 20:49
あなたside
天月
天月
あなた!!!⊂(`・ω・´)⊃バッ
(なまえ)
あなた
あ、天月

どうもあなたですᕕ( ᐛ )ᕗ

ついでにコイツは天月。
本名は天月-あまつき-あまつきハイフンあまつきハイフン
呼びにくいので皆も天月と呼びましょう。

なんか子供みたいだけど謎に真剣な顔して天月がこっちみてくる。
なんだよプリンでも食べたいのかこんにゃろ。

渡さんッッ。

天月
天月
違うよプリンじゃないから
天月
天月
ってか小説的に
空気読んだら分かるでしょ!
(なまえ)
あなた
(   ᐛ)バナナ
天月
天月
やべぇ主人公が壊れた
(なまえ)
あなた
いや壊れてないわ分かってるって
(なまえ)
あなた
一緒に行きたいんでしょ?

だって天月のおでこに『自分も連れてけよ( `ᾥ´ )ふん"っ』って書いてあるもん。
分かりやすすぎかよ。

リスナーの誰かなら死んでる場面なんだろうけどさ。私リスナーじゃないし。

(なまえ)
あなた
良いよ一緒来る?
天月
天月
おっ!マジで??
(なまえ)
あなた
生きて帰られる保証はしないけど
天月
天月
ゑ゙
天月
天月
そんなにヤバい?
自分何も分からん……
(なまえ)
あなた
結構ヤバいよ‪(  ◜௰◝  )
それところんもヤバいかも
天月
天月
ころんさん?
(なまえ)
あなた
そう、ころんがね……
(なまえ)
あなた
……って危な、
こんなことしてる場合じゃないわ
天月
天月
…なんかヤバいことはよーく分かった
(なまえ)
あなた
察してくれてどーも、急ぐからね
天月
天月
はぁーい!!


































ころんside

ころん
ころん
ッはぁ……ぅあ…
灯璃
灯璃
へばらないでよー⸜( * ॑꒳ ॑*)⸝⋆
これからなんですから、ねっ!ころんさん!!
ころん
ころん
はぁ………?
いやちょっと休ませてよ。

さっき『さとみくん、待っててね』とか何故かカッコつけて言っちゃったけど、コイツ強すぎなんだよ(_`Д´)_クッソォォォォォ!!

なんだよあの鎌、チートだよ!!
攻撃は塞いでくるしそもそも全く手応え感じないし……!!

それであの余裕の顔が余計にムカつくんだって!!くっそあんにゃろ身長僕より小さい癖に!!!


しかもあれが能力じゃないなら僕の能力使えないじゃん!
折角この前あなたと特訓して制御出来るようになったのに!!



















半月前_____…

『└( 'Д')┘ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙』
『やっぱ出来ないってぇ…』

「いーや出来るね( 'ᾥ' )」
「ころんはただでさえ能力の素質があるんだから。さぁもっかいやれ!('ω')」

『うぅ……、分かったよ…』
『【空のように淡きダイヤよ!】』
『【我の災いの元を絶たれよ!!】』

「………」
「……ぉわ、出来たじゃん!!」

『…ぇ?まぁじ?』

「まぁじ!!!」
「まぁ、その厨二病みたいな呪文を言わずに出来たらパーフェクトなんだけどね」

『ぐぬぬ……!』
『僕だって言いたくて言いたいわけじゃないのに…‪(ฅωฅ`)‬』

「…お前やっぱツンデレの方がモテるね」
「女の子以外に」

『( 'ω')ファッ!?』

「(^ω^)ニコニコ」












結局あれから3時間。
ようやく使いこなせるようになった僕の固有能力。

それを使える相手では無い今、あの努力を発揮することは出来ない。


……僕は、どうすれば良いんだよ、








ねぇ、さとみくん。


















思えばいつも君に助けられていた。
あ、君だけじゃなかった。

ごめんね、頼らないと生きていけないのが人間らしいよ。
僕が人間であることの証明なんだ、許してよ。

完璧になれなかった人間だから、許して。
ね?
















《ごめんねぇ?》
灯璃
灯璃
《私のこれも人間特有の欲望なの》
灯璃
灯璃
《貴方を苦しめてみたいのも欲望の1つだから、ね?》
灯璃
灯璃
《貴方が一番よく分かってるはずよ》
灯璃
灯璃
《他人を苦しめる時の快感が、》
《どれほど面白いのか……!》
ころん
ころん
…違うでしょ
その正反対だ。

僕が一番分かってない。
分かろうとしたくない。

他人が苦しんでいるところが大好きな奴らの気持ちなんて。僕には分かりたくもないよ。

僕にだって背負ってきたものくらいはある。
そりゃあ人間だもの。そんなの一つや二つあるでしょ。
それを壊されるなんて、嫌だという感情以外に何が見当たるというのだろう。


灯璃、君が思ってる僕と実際の僕はちょっと違うみたい。



灯璃
灯璃
…ねぇ、ここまできて私の正体が分からない?
灯璃
灯璃
貴方、そんなに馬鹿だった?
ころん
ころん
は、うっざ
灯璃
灯璃
なーに、質問しただけよ
ころん
ころん
その開き直ってる感じ、
最っ高に大っ嫌いだよ
灯璃
灯璃
そりゃどーも

灯璃の正体。
ちょっと知ろうと思ったけど、デメリットもメリットも無さそう。
目の前で相棒の姿を失った僕にはそんなものそもそもどうでも良かった。


それに今知ったとしても勝てないことには変わりない。

実際今だって。
銃の弾はストック含めてあと13発。
がむしゃらに撃ちまくってた少し過去の自分を恨む。

灯璃は仰向けに倒れた僕に覆い被さるように上に乗っている。
そこどけよ。
そこに乗るのを許してるのは酔ってる時のさとみくんぐらいなんだよ。

どけよ。









着ている服も鎌で攻撃されているうちにいつの間にか切れている所がいくつかあった。
その切れ目からは自分の血が滲む傷跡が見える。


大きな出血をしていない。
あの大きな鎌ならそれくらい有り得たのに。

灯璃が僕を殺そうとしなかった。
生かしておいてくれるのか、じわじわ殺していくつもりなのか。
そもそも殺すつもりなんて更々無いのか。





考えるほどどうでもいい。
頼むから、さとみくんだけ返してくれればそれで良いんだ。
正直宇宙人達で疲れたから、寝たいから。





…もういいや。
ころん
ころん
…なんか吹っ切れたわ
灯璃
灯璃
あら、悩み事でもあったのかしら?
ころん
ころん
一瞬で生まれて一瞬で消え去った大きな悩み事だったけどね
灯璃
灯璃
そうかぁー(´∀`)
ころん
ころん
ってことで

僕は灯璃の心臓にナイフを突きつける。
左足に隠していたナイフ。
最後の切り札。

ころん
ころん
死んでくれない?






























続く
灯花
灯花
最近マフィア小説の第2章ラッシュで何故か喜んでいるプリンを叱ってやってください
灯花(リアル)
灯花(リアル)
私からもよろピクミン‪(  ◜௰◝  )

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