前の話
一覧へ
次の話

第1話

始まりでも終わりでもない
729
2020/10/15 11:23
ころんside






振り返ると、僕の相棒は消えていた。
彼のスマホを残して。







ころん
ころん
……ッは?
さとみくん………?
ころん
ころん
え、どこ…… 
さとみくんどこ行ったの…?
灯璃
灯璃
( ˊᵕˋ )ニコニコ
ころん
ころん
………灯璃?
灯璃
灯璃
呼び捨てで呼んでくれた!
嬉しッッ(^o^三^o^)
ころん
ころん
…お前がやったの?
お前がさとみくんを消したの?
灯璃
灯璃
えへへー( ˙꒳˙  )
どうかなぁ(´・ω・`)

なんだコイツ。
お前がさとみくんをどこかへやったのか。
そうに違いない。

今の僕は『さとみくんはどこへ消えたのか』なんて冷静な考えを持つことは出来ない。
ただ、目の前の少女に当て所のない怒りをぶつけようとするだけ。

気づけば、灯璃の胸ぐらを掴んで叫んでいた。

灯璃
灯璃
……へぇ、
ころん
ころん
ッさとみくんを返せよ!!!!
ころん
ころん
さとみくんをどこへやった!!!
どうして消えた!!?
灯璃
灯璃
おおぅ…、ちょっと落ち着けー?
ころん
ころん
ッッ………
さとみくんを消した張本人の言葉で我に返る。
…落ち着いてられるかこんなの。

灯璃
灯璃
…そうよ、さとみを消したのは私。
消したっていうかワープさせただけなんだけどね、えへ⸜(* ॑꒳ ॑*  )⸝
ころん
ころん
それで「なるほど」とでも言うと思う?
灯璃
灯璃
流石にそれは無いでしょー(^o^三^o^)
あぁ、ムカつく。
こういう系が大っ嫌いだ。

良かったね、灯璃。
お前は僕を怒らせる天才らしいよ。
灯璃
灯璃
…ま、とりあえずこれは預かっとくね
ころん
ころん
あっ、、
灯璃はさとみくんのスマホを拾い上げた。
さとみくんのスマホは確かパスワードがかなり厳重だったはず……。

しかしあなたや月音には解けてしまうので、もしかしたら灯璃にも解除されてしまうかもしれない。


灯璃
灯璃
ちなみにさとみさんは死んでないよ(  ˙³˙)
良かったねぇころんさん
ころん
ころん
ねぇ、マジでさとみくんはどこなの
ころん
ころん
さっさと答えろ
灯璃
灯璃
いやいや…、それで教えたら面白くn
ころん
ころん
……………
灯璃
灯璃
…わーお、
僕は我慢できずに右足に忍ばせていた銃を灯璃に向けて構えた。
もちろん弾は6発全部入れてる。
セーフティもかけてないから、引き金を引けば……

灯璃
灯璃
……私を殺すことは出来ないよ
ころん
ころん
お前厨二病なの?
灯璃
灯璃
………は?w
灯璃の口調と声色が突然変わった。
怒りと煽りを混じえたような声。


灯璃
灯璃
あんな奴らと一緒にしないで。
灯璃
灯璃
他人の迷惑も人間や世界の真理も何も理解してないアイツらなんかと。
『アイツら』って誰だよ。
素朴な疑問。

しかし灯璃にも事情があるのだろう、なんて引き下がるような諦めの良さは僕には無い。
再度銃を灯璃の方向に構える。


灯璃
灯璃
………あれ、
灯璃
灯璃
もしかしてマジでやるの?
灯璃
灯璃
宇宙人で疲れたんじゃないの?
ころん
ころん
そんなのどうでもいい
灯璃
灯璃
………まぁ、そうじゃないと面白くないよね⸜(* ॑꒳ ॑*  )⸝パッ



灯璃はそう言うとその場で一回転した。
するといつの間にか灯璃の右手には水色とピンクのオーラを纏う鎌が握られていた。

ころん
ころん
…………

水色とピンク。
僕とさとみくんの色。

灯璃がさとみくんとよく似ていることも気になる。もちろん猫が異常に湧いてることも気になるけど。

話せば話すほど、正体が分からない。
東大生でも解けない問題。


灯璃
灯璃
私的にはこういう展開を望んでたし…、戦うことも予想内だったから( ˙꒳˙  )
灯璃
灯璃
しっかり楽しませてもらうね(ノ≧ڡ≦)☆






………やっぱりお前嫌いだわ。


灯璃
灯璃
さぁ、おいで
灯璃
灯璃
どこからでもかかってくるがいい
灯璃は妖しく笑った。
その笑顔の奥には、ムカつくぐらいの余裕。
いや本当にムカつく。


でも、さとみくんと若干似てる。
さっきの『かかってくるがいい』とか本人と重なって見えたし…、、
かっこいいなんて思ったのは秘密。


ころん
ころん
……………
左手にも比較的軽い銃を握る。
両手合わせて12発。弾の詰め替えはスピード勝負だ。

僕の左足にはナイフを3つほど隠している。
いざとなったらこれを使おう。

さとみくんの居場所を知るため、灯璃を殺さないレベルで。





僕は右足を後ろに引くと、一気に駆け出した。

待ってて、さとみくん。















































さとみside





誰かに呼ばれた気がして目覚めたそこは、真っ白で殺風景な空間だった。

なんだここ。

さとみ
さとみ
どこだよ……、ここ…
 



とりあえず歩いてみる。
でも景色は一向に変わらず面白みのない真っ白なままだ。


いくら先を見渡しても出口らしきものは見つからない。

え、まさか一生出られないとか無いよな?( ˙-˙ )
え???( ˙-˙ )



さとみ
さとみ
…………あ、
さとみ
さとみ
俺ころん置いてきたんだった
ころん、、、無事かな?
なんかヤバいことになってないと良いけど…
大丈夫だと良いけど…… 
あ、それに灯璃m…



……あれ?待ってこれ灯璃が原因じゃね?(鋭い)



いや待て待てまずはここから出ることが大切だぞ
さとちゃんなら出れる…出れるぞ……( ˙꒳˙ )





…やば、スマホ置いてきちゃったヽ(゚∀゚)ノパッ☆
え普通にヤバいじゃん誰か助けて( ˘ω˘ )スヤァ…

























(なまえ)
あなた
………ん?あれ?
さとみところんは?
心晴
心晴
私たちと別れてからは
姿を見かけていませんけど……
有希
有希
あなたさん!
なんか外が騒がしいんですけど…
(なまえ)
あなた
外?
あなたは心晴の入れた紅茶を飲みながら首を傾げる。
(なまえ)
あなた
…………
(なまえ)
あなた
………ちょっと行ってくる

そう言うとあなたは紅茶を置くと突然席を立った。
そして近くにあったパーカーを羽織って髪留めを付け始めた。

心晴
心晴
戦いに行くなら私達も…!!
(なまえ)
あなた
いや、貴方たちは待ってて
有希
有希
でも…っ!
(なまえ)
あなた
…良い?
今からちょっと猫ちゃんの相手をしてくるだけだから(´∀`)
心晴
心晴
…わかりました
有希
有希
あなたさんの帰りをお待ちしています
(なまえ)
あなた
てんきゅっ⸜(* ॑꒳ ॑*  )⸝




































続く










灯花(リアル)
灯花(リアル)
第2章、やっと投稿しました‪(  ◜௰◝  )
灯花
灯花
遅くなりました‪(  ◜௰◝  )
灯花
灯花
リアルの灯花が悪いです‪(  ◜௰◝  )
灯花(リアル)
灯花(リアル)
リアルでの生活が忙しいのです‪(  ◜௰◝  )
灯花
灯花
だそうです‪(  ◜௰◝  )


ということで第2章開幕しました!ᕕ( ᐛ )ᕗ
1章の時点で100話超えていたのでこちらもかなり続きそうです⸜(* ॑꒳ ॑*  )⸝パッ


初めて私の小説を見た方や、そもそも第1章を知らない方、まずはこの『Stxxx×マフィア』を見ることをおすすめします(´∀`)

まぁ100話以上ありますけどッッ((((((




このプリンの小説ですから記念すべき第2章の1話だからといってカッコイイプロローグなんてものはありません( ^ω^ )
問答無用で第1章から続いていきます( ^ω^ )
(^ω^ ≡ ^ω^)おっおっおっ


これからも灯花は今まで通り灯花としてやっていきますので今後ともよろしくですッッ( ˘ω˘ )スヤァ…

もちろんこれは二次創作ですのでそれなりの配慮はしております詳しくは第1章の『灯花がテスト中に考えてたお話』をご覧ください( 'ᾥ' )←







おつとーか(っ・ω・)=つ≡つ

プリ小説オーディオドラマ