第27話

story 26
4,459
2022/12/09 09:03









 you side













 



 ざぁぁ と屋根にあたる雨音が心地良い。





 静かで暗く、少し肌寒い夜に

 私は目覚めたようだ






 横を見ると 
 長いまつ毛と綺麗な鼻筋のユウタさんが。






u 🦋‪
 起きるか,







 私に覆い被さる布団を


 毛布だけのユウタさんへ移動させたあと、

 ひんやりしたスリッパに足を通して

 

 リビングへ向かった。




















 in living room




??
 や〜 , こんな夜遅くに誰だよ〜、、 



 『 ひっ、、 』










 暗闇に包まれているリビングに

 スマホの電源からの明かりでうつる人影。
















doyoung
doyoung
 、、、、あなたさんか 、。 

u 🦋‪
 .....こんばんは、、 




 少しかすれ気味の声で私を呼んだのは

 ボーカルのドヨンさん。




 
doyoung
doyoung
 こんな時間まで何してたんですか ?? 



 白く無機質なマグカップから漂う湯気を

 じっ と見つめては、頬杖をついて。


u 🦋‪
 ちょっとだけお休みを、、、

 すると はぁ と息をついたドヨンさんは

 
doyoung
doyoung
 あぃし、、 寝てたって言えばいいのに 


 そう私を見ては眉をひそめた。







doyoung
doyoung
 普段でもこんなに硬かったらさ
シズニには 不仲 って
簡単に見透かされるんだからね。
 
doyoung
doyoung
 これから一緒に活動していく
メンバーなんだから
もうちょっと柔らかく行こうよ
doyoung
doyoung
 あなたさんの事をあまりよく思わない
メンバーだっているだろうけど
そこもちゃんとやっていかなくちゃ




doyoung
doyoung
 本人の前で失礼だけど 
現にまだ僕も
あまりよく思ってないからさ、









 最後の言葉で私の心はズキンと痛くなるけど


 きっと少しは
 私の背中を押してくれてるんだろう



 そう思うと痛みなんて消えて

 まるで抱きしめられたように心が温かくなる。





u 🦋‪
 ありがとうございます、、、、 


doyoung
doyoung
 、、お礼言われるようなこと言った、? 


doyoung
doyoung
 まぁ、、捉え方は人それぞれ、、



 ボソボソと独り言を言うドヨンさんに

 ふふ と笑みがこぼれてしまいそう。




 そんな姿をあまり見せるものでも無いから



 私は椅子を引いてキッチンへ向かった







doyoung
doyoung
 後2時間は寝れるから寝なさい、、
doyoung
doyoung
 2時間は大事なんだから、、

u 🦋‪
 もう寝れないですよ、
 
doyoung
doyoung
 違う!!
寝れないとかじゃなくて,寝るんだよ!
doyoung
doyoung
 物分りが悪い子!
doyoung
doyoung
 ほんっとに、、







  耐えられずキッチンで笑ってしまった私に

 ドヨンさんは気付いて。



 その瞬間、場所は違えど2人で笑い合った。





 練習どうなっても知らないから

 

 という言葉に


 心配しなくても大丈夫


 そう返す。

doyoung
doyoung
 次誰起きてくるだろ 
u 🦋‪
 寝てて欲しいんじゃないんですか?? 
doyoung
doyoung
 変なとこ物分りいいんだね、、










u 🦋‪
 紅茶ってどこにありますか?
doyoung
doyoung
 ここ多分コーヒーしかないよ 
u 🦋‪
 げ、、、
doyoung
doyoung
 お?コーヒー飲めないのかな?ㅎㅎ
u 🦋‪
 紅茶が今飲みたいってだけです!
doyoung
doyoung
 しょーがないなぁ、、
コーヒーいれてあげるㅎㅎ
u 🦋‪
いらないですって!!
doyoung
doyoung
 ぇい〜ㅎㅎㅎㅎ













u 🦋‪
 ドヨンさん〜 
doyoung
doyoung
僕の本名ドンヨンなんだけど知ってた?
u 🦋‪
 もち、、ろん。
doyoung
doyoung
 嘘だ〜嘘つき
doyoung
doyoung
嘘つきは嫌われます〜
u 🦋‪
 もう嫌われてます〜
doyoung
doyoung
えい、やめろよㅎㅎ























 珍しく話し込んだ私とドヨンさん。




 時計の長い針が12時をさして


 時間経過を知らせる音。








 その音がリビングに鳴り響いた時




 途端廊下と繋がるドアが開いて、




mark
mark
 ぉ〜!!ヒョンとあなたさん〜!







 より賑やかになったのは




 まだ日が昇ってない 午前4時。


























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