涼介の後を追って、
リビングへ続く階段を降りる。
あ、そうそう、
人気アイドル JUMPと、一般人の私がシェアハウスを始めたきっかけ。
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およそ1週間前の、夜10時過ぎ。
親友のすずと、Hey!Say!JUMPのライブに参戦して、帰宅してたの。
もちろん、この時はJUMPとシェアハウスで暮らすなんて思ってなかったから、
妄想の話してました((
会話から分かるかも知れないけど、
すずは、裕翔くん担当。
あ、私は山ちゃんです…❤︎
まぁ、色々話しつつ、しばらく歩いて。
すずが心配してくれる理由は、
私の家までは 割と人通りの少ない 暗い道を通らないと帰れないから。
…って言っても50m位の。
その道では、強盗とかもあったかな((
結構危険な道。
でも、『いつも通ってるから平気』なんて、謎の自信湧いちゃって…
馬鹿でした。余裕かますな…私。
明るい時間帯と、暗い時間帯では雰囲気が違うんだよ。
敬礼ポーズをしてみる((
肘を伸ばして、腕を真っ直ぐこっちに向けると、グッとポーズをしてくる。
すずが帰る姿を見送って、
走って帰ろうって思ったんだけど…
ミニドレスで参戦した私達は、
会場内ではクロックスに履き替え、外ではヒールを履くという面倒臭い事をしてたんです((
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続く
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!