鏡を手に取り、私に向ける涼介。
首についた痣のようなもの。
何これ、何したの?
え?どゆこと…
服を着ても、髪を下ろしても見える位置につけられた 大きなキスマーク。
これじゃ隠せない…
でも、涼介のものだって印をつけられたのは…嬉しい……かも。
再び近づけて来た涼介の唇を手で止める。
や、柔らか((
…ってか、私が涼介の事好きだっていうのは、ちゃんと信じてくれたのかな。
え、じゃあなんで俺の物だって印つけたの。なんでなんで。
と、とりあえずって…気分屋すぎる。
……っ、でも。
かっこいいから許せちゃう。
ちょっとドSな行動を期待しちゃってる自分もいるし(( ええ
また、苺のパフェを口に入れる涼介。
随分冷静…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。