第15話

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10,315
2018/05/15 11:35
涼介
自分で見てみなよ。
鏡を手に取り、私に向ける涼介。
私
何…これ、
痣?
首についた痣のようなもの。

何これ、何したの?
涼介
ふっ、痣って…
キスマークだよ。分かる?
私
キスマー… え?な、なんでつけたの?
涼介
あなたは俺のものだって印。
特に…有岡とかあなたのこと狙ってるだろうし、これがあったら手出せないでしょ?
私
で、でも、さっきは 私との約束
『他の人には言うな』って…
キスマークあったら怪しまれちゃうよ…?
涼介
いや、やっぱ言っていいよ。
え?どゆこと…
涼介
確かにさっきは言わない方がいいと思ってたけど、
隠さず、主張した方が面白いだろうし…だから堂々と首に印つけた。
私
ええっ…堂々と…
服を着ても、髪を下ろしても見える位置につけられた 大きなキスマーク。

これじゃ隠せない…

でも、涼介のものだって印をつけられたのは…嬉しい……かも。
涼介
何?もっと大きくつけたほうが良かった?じゃあ__
再び近づけて来た涼介の唇を手で止める。

や、柔らか((
私
ち、違う…そうじゃないからっ、
1つで十分。
…ってか、私が涼介の事好きだっていうのは、ちゃんと信じてくれたのかな。
私
ねぇ、涼介。
私が涼介のこと好きだって信じてくれた…?
涼介
え?それは…
私
そ、れ…は……?
涼介
70%位、かなー。
私
なな…じゅう。
え?!
え、じゃあなんで俺の物だって印つけたの。なんでなんで。
私
じゃ、じゃあ今キスマーク付けなくても…!
涼介
いやぁ、他の人に負けるのやだし。
とりあえず。
と、とりあえずって…気分屋すぎる。

……っ、でも。
かっこいいから許せちゃう。

ちょっとドSな行動を期待しちゃってる自分もいるし(( ええ
涼介
ま、そーゆーことだから。
…じゃ、続き食べよっか__
また、苺のパフェを口に入れる涼介。

随分冷静…
私
わ、分かったっ。

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