『大丈夫、走って帰るから』
ヒールなのに出来るわけないでしょ?!
って、ついさっきの自分の言葉を後悔しながら、歩く事を選択。
夜10:00過ぎなんて、いつもは通らない。
友達となら平気だけど、1人は流石にチャレンジャーだったな((うわあ
無論、道に街頭なんかない。
そこで思いついたのがペンライトで照らす事。
バックを漁り、ペンライトを取り出し、スイッチオン。
9色に光るペンライトのおかげ暗い道はパーティー状態に。
それに加えて、呑気な私は
Viva!9's SOULを歌いだして…
『あれ、意外に楽しいかもしれない』
こんな風に思ってました((超油断状態
…その時。
真後ろから知らない人に話しかけられた。
最初に話しかけてきた人は、
長い睫毛にあひる口の、いわゆる可愛い系男子。
もう一人は、髪も服もピシッと整えた高身長の清楚系。
普通、『可愛い』と思った相手に声かけないよね…?しかも『てへっ』って何。
…1週間経った今でも疑問。
バカな私でもこの状況は流石にやばいと思ったので、
断って早く逃げようとした途端__
右手を強い力で掴まれた。
振りほどこうとしても、やっぱり男の人に力は勝てなくて。
大声で叫ぼうとした。
口をハンカチのようなもので抑えられ、視界が歪んだ。
本当にこの時は死ぬかと思ったよ((呑気
持っていたペンライトは床に落ちて、割れちゃった…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
((大切なのはそこじゃない
口に当てられたハンカチを無理矢理ずらし、最後の力を使って叫んだの。
不安でいっぱいだった。
__________
続く
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〈 ちびーず雑談 〉
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。