義経サイド
さっき、僕のせいで総司が幼児化した姿から元に戻れないこと、あとさと兄にちゃんと理由を言って無いことがバレかけてギクッ!ってなった
なんでだろう
僕が未来に行く前は、こんなに敏感じゃ無かったし、こんなに大人っぽくも無かった、今僕が子供だからこんな総司が大人っぽく見えるのかも...
そう、総司は基本的にニコニコしてるから悲しい事があっても、自分が笑顔でいればみんなも笑顔になるから、そう思って笑顔でいるのかもしれない
僕のこと、責めて良いのに
僕なんて、元の時代に戻ったら頼朝兄と喧嘩して、4ぬだけなのに、それだけしかもう生きられないのに、なんで責めないのかな...?
やっぱり、僕変だよねこんなにマイナスなこと考えて、でもなんだかこういうことが頭にどんどん浮かんで来ちゃうんだよね何でだろ、さっきまで普通だったのに...
夢中になって話していたら彼岸花が電柱にぶつかりそうになっていた
キュイーン!
僕は急いで彼岸花を操作すると、彼岸花がまっ逆さまになってしまった!
今度は、彼岸花が急に急降下し始め、僕は急いで方向転換した
そんなことを話していると、沢山の風船の紐に巻かれているスマホを発見した
てか、この風船よくここまでスマホ持ち上げて浮かんでられたな...
僕はすっとぼけた顔をしながら風船の付いたスマホを受けとると...
こんなことが書かれていた
義経へ
義経の言ってる意味分かんなくてごめんね。
いまどこに居るかはわかんないけど、僕も義経が居ないと寂しいから、このスマホ?っていうので連絡してね。義経の安全を祈ります(‐人‐)
頼朝より
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僕は、この手紙を読んだとたんに涙を流しそうになって、一瞬顔を押さえた、頼朝兄にちゃんと青い彼岸花が浮かんだことを焦らず話していれば、こんなことが書かれるはずは無かったのに...
正直、後白河法皇が憎い。
僕が、「官位なんていらない!」って、言っても官位無理やりくれるし...あれのせいでお兄ちゃんが怒って喧嘩になったんだよね...
ヤバい...どーしよ...
総司は自分からしても大切な友達だし~
どーしよ!
続く...
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。