第4話

お、おい…やめ…!
唬散華実鈴
あぁそうだ、気合いが入っているところすまんが、渡さないといけない物がある
実里響也
渡さないと
赤羽空翔
いけない…物?
唬散華実鈴
あぁ。赤羽林檎、こっちに来い
季羽林檎
な、何ですか…?
すると唬散華は、林檎の腕にリングの様なものをはめた
季羽林檎
何ですかこれ
唬散華実鈴
それは力が上がる仕組みになっているリングだ。お前は女だからな、顔に傷を付けられるとそこの男達が黙って無いだろう。あ、あと防御力も一応付与してあるから、絶対に外すなよ
季羽林檎
あ、はい…(何か…唬散華さんって優しい…?)
唬散華実鈴
次、夜空
夜空
何ですか
唬散華実鈴
夜空には、この髪飾りだ。
夜空
か、可愛い…!
唬散華実鈴
この髪飾りには、自分と相手を回復させる力が付与されている。回復させるときには、「ヘアリング」そう言うんだぞ。お前なら、きっと仲間を癒すことが出来るはずだ。
夜空
ヘア…リング?
唬散華実鈴
そうだ。お前なら出来ると信じているぞ。
唬散華は夜空の頭を撫でた
夜空
あ、ありがとうございます!唬散華さん
唬散華実鈴
よし、次は赤羽空翔、佐田陸斗、実里響也。こっちに来い
赤羽空翔
俺たち1人ずつ呼ばれるんじゃ無いのかよ…
唬散華実鈴
お前達にはこれをやる
そう言って、三本の剣が渡された
赤羽空翔
無視かよ…
実里響也
扱い悪いな…
佐田陸斗
俺達のこと嫌いなんじゃないか…?
唬散華実鈴
はぁ、うるさいな。空翔、お前に渡した剣には攻撃力と防御力が付与されている。響也の剣には攻撃力、魔力増加の付与、そして陸斗には攻撃力と魔法効果が付与されている
佐田陸斗
魔法…効果?
唬散華実鈴
あぁ、魔法効果って言うのは…例えばその剣をかざして「防御」そう言うと、盾が目の前に出てくる。簡単に言うとそんな感じだ。だが、何でも出来るとは限らない。回復や盾、攻撃力を上げるなんて事ぐらいなら出来るはずだ。まぁ、回復は夜空がしてくれるし、あまり使わないだろうが
佐田陸斗
あ、ありがとうございます
唬散華実鈴
それで…だ。蓮、来い
鳳瑞蓮
何ですか
唬散華実鈴
お前にはこの首輪をやる。案外似合うかもしれんぞ
唬散華は、赤い首輪を蓮の目の前に出した
鳳瑞蓮
は?
唬散華実鈴
お前は剣も持っているだろう?それに、戦いを見ていたところかすかに防御力、魔力増加、回復が同時に行われていた。まぁ、無意識だろうが。それにお前は猫にもなれていただろう?
鳳瑞蓮
見ていたのか…?
唬散華実鈴
まぁな。この首輪を付けると、その無意識に出ている能力を抑えることが出来る。結果…言わなくてもお前なら分かるか…
鳳瑞蓮
(まじかよ…まさか…)
季羽林檎
どういう事ですか?
唬散華実鈴
それはな…蓮はこの首輪をつけている限り、ずっと猫になる
季羽林檎
え、ええええええええ!?!?
唬散華実鈴
猫に変わったとき、能力が抑えられていた。つまり、この首輪で能力を抑えれば、猫になれるというわけだ。
鳳瑞蓮
お、おい、まて…猫になったってなんの得にも…
唬散華実鈴
大丈夫だ。猫になったとしてもお前はお前だろう?頭で考えればなんとでもなるはずだ。それに、その首輪は私が合図したら自動的に解除され、もとの姿になる。お前は特別だからな。逃がさないようにするための保険だ
鳳瑞蓮
ま、まて…やめっ…!
蓮が言い終わる前に首輪はついてしまった
ポンッ
冬夜
わぁぁ!黒猫になった!可愛い〜ぃ♡
鳳瑞蓮
ニャッ…(唬散華、ぜってぇ許さねぇ…)
唬散華実鈴
そう睨むな。お前の能力はあまりにも大きすぎてよく目立つんだ。そうでもしないと、仲間にも被害を及ぼすんだよ
冬夜
唬散華〜!蓮は僕に任せてぇ!ね?いいよねぇ♡
唬散華実鈴
いや、お前に任せると危ない
冬夜
ええぇ!?何で!酷いよぉ…
唬散華実鈴
…よし陸斗、お前に蓮を任せる
佐田陸斗
お、俺ですか!?
冬夜
えぇ〜…こんな奴に…(ボソッ)
実里響也
冬夜、お前ってなんか可愛いなぁ!女みてぇ
突然響也は冬夜の肩を持ってそういった
冬夜
なんだよ急に…きっも(ボソッ)
実里響也
照れてんのかぁ?全く〜
冬夜
ちょっやめ、ろよ!
実里響也
ほらほらぁ!
冬夜
の、のけ!鬱陶しい!なんだよお前
季羽林檎
あ、あれ…2人ともどこか行っちゃった…
唬散華実鈴
ゴホン、改めて、佐田陸斗。お前に蓮は頼んだ
佐田陸斗
は…はい!
夜空
まま!痛くないですか?大丈夫ですか?
鳳瑞蓮
ニャァ(すまん、手間をかけさせる…)
夜空
?よく分かりませんが…ままはままですよね!
夜空は蓮の頭を、そっと撫でた
冬夜
あぁーもう!離せったらはーなーせぇー!
実里響也
ん?お!もう話は終わったのかー?
唬散華実鈴
あぁ、今終わった
響也は冬夜の肩に置いていた手を離した
冬夜
えぇ…嘘…僕の蓮がぁ…
唬散華実鈴
そうだ冬夜。お前にはこのナイフをやる。そのナイフには毒が仕込んである。人間に刺せば一撃で死ぬ。…が、約束しろ。このナイフで絶対に人を傷つけるな、いいな?
冬夜
わぁーい!ありがとう!
冬夜が陸斗と蓮の方を向いた
冬夜
はぁ…蓮の事はこれで許す。でも陸斗、蓮に何かあったらこのナイフで刺すから
佐田陸斗
(; ´⊙Д⊙)ゾワッ
唬散華実鈴
はぁ…冬夜…私は今人を傷つけるな、と言ったんだぞ。
冬夜
まだ傷つけてないじゃーん!これは脅しだよ♡
唬散華実鈴
まぁいい…だが、お前その1本じゃ不便だろう。ここにある5本、持っていくといいぞ
冬夜
りょーかい、じゃ、遠慮なく貰ってくねー!
ピピピピピピッ
秘密部隊
き、唬散華様!このすぐ近くで怪物が出現しました!
唬散華実鈴
よし、ではお前達。場所はこの近くのスクランブル交差点だ。すぐに出動してくれ
実里響也
わかった
季羽林檎
わかりました
冬夜
りょーか〜い
夜空
わ、わかりました
赤羽空翔
あぁ…わかった
佐田陸斗
はい
唬散華実鈴
鳳瑞蓮、希望はお前に託されている。死ぬな
鳳瑞蓮
…はいはい
唬散華実鈴
喋れるのか
鳳瑞蓮
コントロールすればな
唬散華実鈴
ふっ、そうか
佐田陸斗
蓮、行くぞ
鳳瑞蓮
あぁ
蓮達は外へと飛び出していった
唬散華実鈴
お前達なら…この世界を変えられるかも…しれんな…ゴホッゴホッ…
滝宮玲斗
大丈夫ですか…唬散華様…
唬散華実鈴
あぁ、大丈夫だ。お前はいつでも一緒にいてくれるな
滝宮玲斗
えぇ、僕は唬散華様を守ると誓ったのですから
唬散華実鈴
ありがとう