第6話

死ぬという美しさ
冬夜
ちょっと?遅いんじゃないっ?
???
うっ!ぐはっ(この餓鬼…一気に強くなった…何故だ?)
冬夜
苦しそうにしてる君にプレゼントだよ!
冬夜はそう言うと、手に持っていた毒のナイフを少女に突き刺した
???
っがは!
グサッと少女のお腹に刺さった後、少女は苦しそうにその場に倒れた
冬夜
このナイフ凄いなぁ…大丈夫ぅ?きっともうすぐ楽になると思うから…大人しく寝てな
???
っ…
冬夜
さ、て、と…蓮の所に行こっかな…
???
まて…
冬夜
(・д・)チッ…まだ生きてん…
冬夜は目の前の少女の姿に呆然とした。少女の姿は、瞬く間に大きくなって魔物へと変わったのだ
冬夜
うわ、キモ…
???
殺して…やる…
???
はいはぁーいそこまでぇ
冬夜は声のする方へ顔を向けると、マントで顔が隠れた人がこっちを見ていた
???
駄目だよぉ桜、君はこんなに汚くない。さぁ、もとの姿に戻りなさい
冬夜
さく…ら…(あのクソ女の名前か?)
マントの男がそう言うと、桜は大人しくもとの姿に戻った
冬夜
あんたら、何者?
???
んん〜、何者かと言われてもなぁ…支配人?いや、この世界を乗っ取りに来た悪魔?凄く難しいね…
リズ、きっとあの餓鬼は名前を聞いてるんだと思うんだが?
???
あぁ!そう言う事なのか!すまない、僕の名前はリズハ・アビネットだ。みんなからはリズと言われているよ
私は桜だ
冬夜
へぇー。
リズハ・アビネット
はぁ桜、君は無茶をしすぎだ。その体の毒はどうするんだ?
桜の花達よ…私の力になりなさい
桜がそう言った瞬間、桜の花びらが体の中に入っていった
冬夜
うっわ…見るんじゃなかった…
リズハ・アビネット
ふふ、そうだね。桜は元々、花びらから生まれた存在だからね
鳳瑞蓮
おい冬夜!大丈夫か!?
リズハ・アビネット
ん?お仲間さんかい?
冬夜
いや…僕の最愛の彼氏だ
リズハ・アビネット
そうかい、それは良かったね
夜空
っリズハ…アビネット!
リズハ・アビネット
?何故私の名前を?
夜空
っ覚えて…ない…とでも?
夜空は殺気を漂わせながらリズを睨んだ
鳳瑞蓮
おい、夜空大丈夫か?
リズハ・アビネット
すまない、どこかで会ったかな…?
夜空
…私の…私の家族を…町の人達を殺した、のに、…忘れた…?お前だけは…絶対に…絶対にっ!
夜空は泣きながらそう言った
リズハ・アビネット
…あぁ、あの時…でもあれは昔の事…でっ!
季羽林檎
蓮!いつの間に!?
鳳瑞蓮
よくも夜空を泣かせたな…
蓮はリズに殴りかかった
リズハ・アビネット
そんな拳でどうするんです?簡単によけ…
鳳瑞蓮
銃…来い
ポンッ
リズハ・アビネット
ど、どうやって…!
鳳瑞蓮
俺の…仲間を…泣かすんじゃ…ねぇ!
バンバンバンっ
赤羽空翔
なんだあの速さ…
実里響也
蓮のやつ…もっと強くなってないか?
リズ!後は私に…
季羽林檎
あんたは私たちと勝負よ
実里響也
分かってるんだろうな?
っ…パートナー!来て!
え?パートナー!パートナーっ!
赤羽空翔
お前のパートナーってやつ、もうやっつけてっから…さ!
ぐはっ!
季羽林檎
神秘たる我の力よ、全てを打ち払え!ガースト
う、うわあああああああああっ!!
桜は風に吹かれて散っていった
鳳瑞蓮
夜空!
夜空
はいっ!
リズハ・アビネット
へぇ…凄い…
鳳瑞蓮
はあああああああっ!
リズハ・アビネット
真正面から来るとは…面白いねぇ…でも…
鳳瑞蓮
冬夜!行けっ!
リズハ・アビネット
っなっ!!嘘だろっ
冬夜
死んで、邪魔
グサッ
リズハ・アビネット
ハ、ハハ…こんなに呆気なく死ぬとはねぇ…町の人間を殺したのはすまない。許しては…くれない…だろうけ…ど…はぁ…さ、くら…君は、どんな姿になっても…綺麗だよ。き…れぃ…
リズは散っている花びらを横目に見ながら、静かに息を引き取った
夜空
鳳瑞蓮
夜空、行こう
夜空
…はい…
こうして俺たちは、何とか魔物を倒す事が出来たのだった
唬散華実鈴
よくやった、お前達
夜空
季羽林檎
夜空ちゃん…
唬散華実鈴
…夜空、顔を上げろ。いいか?今お前は誰といる?
夜空
…私は…
夜空は蓮達の方をみた
夜空
私は…私の周りには…優しい方達が…沢山います
季羽林檎
夜空ちゃん…!
冬夜
ふふっ
赤羽空翔
夜空ちゃん
実里響也
夜空ちゃん!
佐田陸斗
夜空ちゃん
鳳瑞蓮
夜空、おいで
夜空
っはい!
蓮は夜空を抱きしめた
夜空
うっうっ。私…頑張りました…頑張りましたよ…まま…
鳳瑞蓮
あぁ、夜空はよくやった。偉いぞ
季羽林檎
夜空ちゃん、元気になって良かった…
実里響也
あぁ、
赤羽空翔
…ん、?なぁ、陸斗はどこだ?
季羽林檎
え?ほんとだ、陸斗どこ行ったんだろ…
実里響也
さっきまでいたはずだけど…
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唬散華実鈴
陸斗、お前だけに話したい事がある
佐田陸斗
な、何ですか…?
唬散華は急に頭を下げた
佐田陸斗
ちょ、唬散華さ…
唬散華実鈴
頼む!仲間のために…この世界のために…死んでくれ!
佐田陸斗
…え?
唬散華実鈴
お前しか…お前しかいないんだ…頼む
佐田陸斗
俺が…死ぬ…?