第22話

子猫 ~21~
425
2021/04/01 13:00
撮影_


樹「ねぇ、北斗なんかあった…?」

北斗「えっ、、」

樹「なんか元気ないけど?」

北斗「あ…そう?」


樹は勘が鋭い

でも、まさか自分のことだろうとは思ってないだろうな


これ以上隠す訳にもいかないから思い切って昨日の事を聞いてみることにした


北斗「樹…」

樹「んー?」

北斗「俺になんか隠してない…?」

樹「北斗に?俺が?いつよ笑」


樹は気づかないふりをしているのか一発で昨日の事は言わなかった


北斗「例えばさ、昨日とか」


すると、樹は真っ直ぐな視線でこっちを見てこう言った




樹「北斗に関係ある…?」


なにそれ、そんな言い方ある?!

俺はただなんでこうなったのかを聞きたいだけ

樹の返事に対して少しカチンときた




北斗「関係あるよ。」

「あなたにはちゃんと聞いてる」

「なんでこうなったのか教えて、」


俺はも樹の方を真っ直ぐ見つめて言った

すると、樹は思ってもない事を言い出した




樹「北斗はさ、あなたちゃんのこと好きなの?」

北斗「はっ、!?」

「何いきなり!?」

樹「あなたちゃんのことになるとめっちゃ必死になってるから」

「好きなのかなって思うじゃん?」


好きか……考えたこともなかった

俺があなたを好きかどうかは分からないけど樹のところには行って欲しくない


北斗「俺は……分からない…」

「それは、今は関係ない」

「俺は樹がなんであなたと買い物に行ったかが聞きたいの」

樹「なんでって、この前北斗ん家に行った時LINE交換して俺から誘っただけだよ」

北斗「えっ、LINEもってんの?」

樹「うん」

「変な事とかしてないし、北斗が心配する必要はないと思うけど?」


俺は考え過ぎてたかもしれない

LINE交換してたのは驚きだけど…

樹に信用がなかったわけじゃないけど二人のプライベートに関わりすぎた


北斗「そっか…なんかごめん…」

樹「いいよ、これで堂々と誘えるから」

北斗「それは話が別だぞ!」








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