第28話

子猫 ~27~
342
2021/04/13 09:00
俺は二日前のことをみんなに話した



樹「お前なに考えてんの!」

慎太郎「ちょっと樹…」

樹「ちょっとは自分の立場考えろよ!」


確かにその通りだ…

だから言い返すことも出来ない…


北斗「………」

ジェシー「まぁまぁ、樹の言うことも分かるけど結局その写真はあなたちゃんで、熱愛とかじゃないんだろ?」

髙地「そうだよ!逆にその写真があなたちゃんでよかったじゃん!」


このギスギスした空気感に、負けたのかジェシーと髙地が必死にフォローしている


樹「…熱愛だろ……」

北斗「えっ、…」


樹がボソッと''熱愛だろ…''って…


大我「樹どういうこと?」

京本に聞かれてた…


樹「北斗ホントはあなたちゃんのこと好きなんだろ?」

北斗「はっ、そんなわk」

樹「嘘つくなよ!ホントはあなたちゃんのことが好き好きでまたらないんだろ?」北斗を見てればそれくらい分かるよ!」











北斗「そうだよ、、好きだよ…」

「だから、未来ちゃんの家にも迎えにいったし、夜も一緒に外で食べようって言った…」


つい本音をもらしてしまった……

樹にあんな風に言われたら認めざるを得なかったから


大我「じゃあほんとに熱愛報道じゃん…」



北斗「でも、これは熱愛報道じゃない」

「あなたは俺のことなんか別に好きじゃない」

「お互いに愛し合ってないと熱愛じゃないだろ…」


樹「好きならなんで、あなたちゃんを危険な目に合わせたんだよ」

「週刊誌に撮られるかもしれないのは分かってただろ」


北斗「……」

髙地「と、とにかく、会見は開かないといけないんじゃない」

「あなたちゃんのことなんて言うつもり?」


北斗「なにも言わないよ…」

「これ以上、あなたに迷惑はかけられない」


「なぁ、樹」

樹「なんだよ…」









北斗「一時あなたを預かって欲しい」




樹「……分かったよ…」



俺があなたにしてあげられることはこれくならいしかなかった


次回に続く_



black birdです
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