佐々田 side
私とあいつが出会ったのは中2の頃 。
あいつと出会ったときは西畑のときとほぼ同じ会い方で 、
席替えしたときに隣になってん 。
「 君が隣?よろしく 。俺 、井上瑞稀って言います 」
『 あれやろ?女子にキャーキャー言われてる 笑 』
井上「 え 、俺それで覚えられてるの?!笑
まじかぁー 、、笑 」
『 ふふ 笑 あ 、佐々田あなたです 』
井上「 あなたちゃんね!よろしく! 」
『 こちらこそ! 』
瑞稀は結構男友達が多くて 、人気者って感じやった 。
今ではいっちばん嫌いなタイプやけど 、
そのときはええ人やなぁとか思ってん 。
『 瑞稀!今日大毅と遊びに行くねんけど来る? 』
井上「 え 、行ってもいいの? 」
重岡「 当たり前やん! 」
瑞稀は大毅ともすぐ仲良くなって 、
放課後はよく3人で遊びに行ってた 。
それから 、私は瑞稀のこと好きになって
大毅にも色々協力してもらってん 。
たまにあいつ拗ねたり不機嫌なときもあったけど 、
それは今も謎やねんなぁ
まぁ本人に聞いても何も教えてくれへんけど 。
『 、、瑞稀のことが 、好きです 』
井上「 、、、え 、まじ? 」
『 うん 、 』
井上「 、、、俺も 、あなたのこと好き 」
『 、、、、、え 』
井上「 だから 、笑 俺もあなたのこと好きなの! 」
『 え 、ほんまに 、? 』
井上「 嘘でこんなこと言わねーよ 笑 」
『 え 、ちょ 、え!!!!! 』
井上「 ねえ何?笑 嬉しいの?嫌なの? 」
『 嬉しいに決まってるやん!!!
大好きだよ瑞稀〜!!!(抱きつく) 』
井上「 おわっ 、急にタックルすんなよ 、、笑 」
『 タックルやないし!!!ハグやし!!! 』
井上「 はいはい 笑 」
そんときはもう飛べそうなくらい嬉しくて 、
幸せ絶頂だった 。
ほんっとに今では後悔だけどね 。
なんであんな男選んだろって 笑
重岡「 え 、成功したん?告白 」
『 うん!!大毅のおかげだよ!!ありがと!! 』
井上「 まさか大毅が協力してたとは 、、 」
重岡「 それどういう意味やねん!!笑 」
『 あんまりイメージないよな (真顔) 』
重岡「 待って真顔で言わんといて 」
『 あんまりイメージないよな (超笑顔) 』
重岡「 笑顔も嫌やわ 」
そしてそのまま付き合って3ヶ月目 。
なんか3がつくと別れの危機とか言うやん?(そうゆうこと言うな)
まぁ 、そのときにある事件が起きて 。
『 瑞稀まだ教室にいるかなぁ 、、 』
その日は先生に呼び出されてて遅くなってん 。
瑞稀に教室で待っててもらってんけど 、
『 、、、、え? 』
「 あはは!笑 瑞稀くんって意外と面白いんだね〜 笑 」
井上「 、、、うざい 」
そのとき私が見たのは 、瑞稀と 、
クラスで1番可愛いって評判の芦川さん 。
瑞稀はすごい嫌がってたから浮気じゃないってすぐにわかった 。
けど 、、その後私が見たのは
今でも思い出せるくらい衝撃な光景だった 。
瑞稀「 ねぇもうさ 、俺帰るかr んっ 、?! 」
芦川「 (キスする) 」
『 嘘 、バサッ(かばんを落とす) 』
瑞稀「 !!! 、、あなた?! 」
『 、、ごめん 、(走り出す) 』
瑞稀「 ちょ 、待って!!!!! 」
泣いてるところを瑞稀に見られたくなくて 、
キスくらいでショックを受けてる自分が嫌で 、
何よりもキスされてすぐに拒まなかった瑞稀を見てしまって 。
さらに 、次の日 。
『 大毅おはよ 』
重岡「 なぁあなた 、どういうことなん?! 」
『 え?何が? 』
重岡「 瑞稀のやつ 、芦川と付き合ったんやって!! 」
『 、、、は?笑 』
最初は何言ってるん?って思っててんけど
2人は一緒に登校してきてて 。
女「 嘘!!2人とも付き合ってるの!? 」
芦川「 まぁね〜♡ 」
男「 すごいな!学校一の美男美女カップルじゃん!! 」
井上「 あ 、ありがとう 笑 」
そう言いながらこっちをチラチラ見てくる瑞稀 。
『 うっざ 。 』
重岡「 あなた 、、 」
『 あーやって可愛い子と付き合ってチヤホヤされたいだけやん 。
どうせうちのこと好きじゃなかったんやろ 』
重岡「 、、、 」
その日の放課後 、大毅が瑞稀のことを殴ったらしくて 、
淳太くんから連絡が来てん 。
『 、、、なんで殴ったん 』
重岡「 、、別にあなたのためやないよ 。
俺がムカついたから殴っただけ 。 」
『 あんな仲良かったんに 』
重岡「 それはあなたも同じやん 笑
俺はもうあいつと仲良くせえへん 」
『 、、、それは私も一緒 。 』
中間「 なんや 、瑞稀って子と何があったん? 」
『 、、、言いたくない 』
中間「 まぁだいたい予想はつくけど 、大毅も生活指導やからな? 」
重岡「 いや淳太くん高校の先生やから俺らの指導できんし 」
中間「 ええねん俺高校では生活指導してるから 」
重岡「 そういう問題ちゃう!! 」
『 、、、なぁ大毅 』
重岡「 ん? 」
『 大毅はさ 、私のこと信じてくれる?
裏切ったりせえへん? 』
重岡「 急になんやねん 笑 んなこと絶対せえへんよ 」
『 ほんまに? 』
重岡「 ほんまに 」
『 、、、ぅっ 、泣 』
重岡「 え 、?!なに?! 」
中間「 あーあ泣かした ( ) 」
重岡「 え 、俺のせい?!ごめんあなた!!! 」
『 ちが 、泣 嬉しくて 、泣 』
重岡「 あーもう 、、ほんま泣き虫やなぁ (ハグ) 」
『 今日だけやもん 、泣 』
重岡「 はいはい 笑 」
私はもうそれから男の人を信用出来なくなった 。
あ 、大毅と中間軍団は例外ね ( )
.
意外と長くなっちゃった 、、笑
次回からはまた今の話(?)に戻ります!!!
.
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。