―トントンside
急にそう言った鬱
あの二人いつからおったんや?
俺でも気づかんかったんに鬱は何故気づいた?
こいつはいったい何を隠しとるんや?
疑問はどんどん溢れてくる
グルロボも思うところがあったようでなんとも言えない表情をしている。
呼びかけられ部屋に入ってきたチノショピもまさか鬱にバレるとは思っていなかったのか、少々驚いているようだ。
なんか腑に落ちへんな……
というかはぐらかされた感がすごい。
足音がして尾行されてのが分かったっちゅーんわ納得出来る。
けど、それだけで誰がつけてきとるかまで分かるか?
正直確かめたい。
けど、1度聞いたら戻れなくなりそうでなんとなく怖い。
なんなんやこの空気。
こんなんこの国に来て1度も感じたことない………。
正直今すぐ逃げたい。
あ、、
普通に聞くねんな。
ロボロのそういうとこ嫌いやないで。
そう言って、各々散らばって言った
けど、なんか忘れとる気がすんねんな。
なんやったっけ……?
-グルッペンside
鬱のやつ上手く躱したな。
もうあれ詐欺師とかいうレベルちゃうで……。
あいつ、いつになったら本性表すんやろ。
幹部にくらいは見せてもええと思うねんけどな。
だが、1度湧いてしまった疑問はその場で誤魔化すことは出来ても完全に消すことはなかなか難しい。
アイツらが再び疑問に思った時鬱はどうするのか、実に楽しみやな( -∀-)
-ロボロside
部屋に戻って来たはいいもののなんか忘れてる気ーすんねんなー………。
-ショッピside
トントンさんに資料も渡し部屋に帰ってきたはええけど、なんか腑に落ちへんな
そのままワイとチーノは晩御飯の時間までゲームをした。
総統室での出来事は完全に忘れて……。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!