私は4歳になった。
2歳から4歳の間の2年間でこの世界の事を学んだ。
この世界には個性というものがあること。
この世界にはヒーローが存在すること。
私が前いた世界より平和なこと。
この3つのことを知ったときはびっくりした。
私が元いた世界にはなかったことだから。
〜in轟家〜
いつもお兄ちゃんの焦凍くんが遊びに誘ってくれる。
4歳の頃はちょうど家族が亡くなった時だったから、こんな体験は初めてだった。
このやり取りを毎日していた。
でも…今日は違った。
いきなり焦凍くんの手から炎が燃えだしたのだ。
水、水、水を探さなきゃ
焦凍くんの悲鳴を聞き冷さんが駆けつけた。
なにがなにか分からず私と焦凍くんは病院に連れられた。
話の内容を聞く限り焦凍くんに個性が出たんだそう。
そして焦凍くんの個性の確認のついでに私の個性も確認するらしい
へぇ、強個性だなぁ。
私は個性いらないなぁ。
なにが良くやったんだろう。個性なんてどうでもいいのに。
個性いらんのになぁ。
ほーん。炎風か。
ん?
なにか駄目な所があったのだろうか。
どうゆう…こと?
お母さんはどうしてそんなに悲しい顔をするのかな?
私は黙って、お父さん、お母さん、焦凍くんの元についていった。イマイチ状況が理解できてなかったのだ。
そして、しばらくして家についた。
勇気を出して声を出した。
するとお父さんは後ろを振り返り、私のことを睨んだ
はい?
訳分かんない。
優しい人たちだと思ったのに。
本当は最低だったのね。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。