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第8話

7話
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2021/02/07 07:26
私は、二週間の間ここから脱出する方法を考えた。
あるのは筆箱、リュック、ダンボール、布団のみ。鍵を壊せるようなものはない。
だが、入試一日前、ある方法を思いついた。
あなた
鍵を個性で溶かせばいいんだ!
その方法は、私の個性で鍵を溶かし、脱出するというもの。
その日は、その世界が楽しみすぎて、眠れなかった。
〜翌日・入試当日〜
私は、朝の6時に起きて、真っ先にドアに向かった。
あなた
(やっと出られる。嬉しい。)
私は、鍵に手を向け、個性を発動した。
あなた
えいっ
ボンッ
鍵は溶け、簡単にドアが空いた、
そこには、青い空が広がった世界があった。
私はドアを閉めて、道まで走った。
〜in道〜
あなた
出られた、嬉しい!
とっても嬉しかった。ずっと物置に閉じ込められた私には、外の空気は久しぶりだ。
物置で、ずっと勉強していたから、勉強には自身がある。
だが一つ困り事があった。
それは、肝心の雄英高校がどこかわからないのだ……

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