第31話

警戒心《ころなな》
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2021/08/11 08:49
な「あれ、ころちゃん」
こ「あ、なーくん!」
  




















仕事終わり、コンビニへ向かう途中ころちゃんと会った。



こ「偶然!仕事終わり?」
な「そうだよ、ころちゃんは?」
こ「自分は夜ご飯買いにコンビニ」
な「へ〜そうなんだ、こんなバッタリ会うもんなんだねw」
こ「ですね〜w」






行く場所が同じということで2人並んでコンビニへ向かった




こ「おにぎり買おうかな〜」
な「いいね!俺も買お〜」

それぞれの買いたいものを選び、お会計をした。
な「おまたせ〜」
こ「お〜、なーくん家来ます?」
な「いいの!?めちゃくちゃ久しぶりな気がする〜!」










家の中に入れば、ひんやりとした空気が広がっていた。


こ「冷蔵庫に入れときますよ、お風呂どうぞ〜」
な「じゃあ、お構いなく!」
コンビニで買ったものをころちゃんに預け、俺はゆっくりと入浴した。









な「…あがりました〜」
こ「あ、それじゃあ僕も入ろうかな。適当にソファに座ってていいよ〜」
な「はぁ〜い」
少し火照った体にひんやりとした風が全身を包み込む。
テレビをつけ、ころちゃんが風呂から上がるのを待った。
 









こ「ご飯にするか〜」
な「そうだね」




おにぎりを温めて、机に自分たちの買ったものを置いていく。
な「いただきます〜…」
こ「そうだ、一緒に映画見よ〜」
な「お〜いいね。どうゆうやつ?」
こ「俺もあんまりwなんか海外の洋画だね。」
な「へ〜…」



黙々とごはんを食べながら、映画に視線を向ける。
中盤辺りになってもあまり内容は掴めなかったがころちゃんは無言で映画を見ていたので俺も真似をして無言で見ていた。
な「…ぁ」








画面に映されていたのはすこし過激なことをする男女。
海外の洋画はだいたい中盤辺りになるとこうゆうのはおきまりだ。
こ「wwなに、どうしたの」
な「いや、なんでも」
こ「うそつき〜」


ニヤニヤとこちらを見るころちゃんはどこか意地悪そうな顔をしていた。
絶対分かってて俺にみせただろ。
こ「ねぇ、なーくんはなんで今日僕の家に行ってもいいかなって思ったの」
な「…そりゃあ、久しぶりだったし。家行くの」
こ「…ふ〜ん」

















こ「僕にだったら何もされないとか思ったりしてた?」



近ずいてくるころちゃんの顔。
首筋に柔らかい感触がし、そっと俺は目を瞑った。




こ「そのままそのまま」






ソファに軽く押し倒され、俺の体の上にころちゃんがのる。
数秒間目が合い、深いキスをされる。



な「…っ、ふ」


指を絡めては、足も絡め、興奮はさらに増してゆく。
ころちゃんは、俺の腰を優しくなぞる。
な「ぁ…ぅ、」
こ「ん、なーくん目の前にして何もしないわけないじゃん。」
















こ「ちゃんと警戒心もたないとね」
END

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